ヘタフェが地球温暖化防止キャンペーンを開始

選手、監督は多くの子どもたちの夢であるがゆえに模範にならなければいけないと言われる。子どもたちの憧れ、スターであり、大人たちからもその一挙手一投足が注目を集める。フットボール選手が学校を訪れたり、教材に登場することもある。

クラブも同様だ。本拠地とする街にある病院や学校、施設などをトップチームの選手、テクニカルスタッフが訪問する。クリスマスや年末年始には各クラブのトップチームがグループごとに地元病院を訪れ、入院する子どもたちにプレゼントを渡す。クラブは慈善事業、社会貢献に積極的な姿勢を示している。

そんな中、自然保護運動をサポートするクラブが現れた。スペインのマドリードの郊外の街を本拠地に置くヘタフェだ。「ヘタフェはエコロジーを推進する欧州で初めてのクラブ」と地元メディアは伝えている。 クラブは、アルコット・グループ・ヘタフェという会社とコラボレーションし、自然保護キャンペーンの普及に力を入れていく。世界の森林を守る3つのプロジェクトがあり、どのプロジェクトを優先的に進めるのか、インターネット上(www.getafesostenibilidad.com)のファンの投票によって決めるようだ。  

ひいてはCO2削減につながる自然保護キャンペーンを積極的にサポートする。ヘタフェを媒介して、多くの人がエコロジー活動に関心を持つ。そのことがクラブのブランド価値を高め、独自のものにしていく。クラブはそんなマーケティングにおける好循環を予測しているようだ。  

フットボールクラブがエコロジーのイニシアチブも取り始めた。フットボールクラブはフットボールで観衆に大きな喜びを届けるだけではなくなった。エコロジーにも力を入れる。21世紀のフットボールクラブは多くのことをこなさなければならないようだ。

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