ピケのサイドビジネス

億万長者となったサッカー選手がサイドビジネスを始めることはよくある話だ。たとえば、バルセロナのイニエスタは、自分の故郷であるフエンテアルビージャでワイナリーを所有している。シャビ・エルナンデスは、家族といっしょに不動産会社を経営している。  

バルセロナとスペイン代表で彼らと同僚のピケも新たなサイドビジネスと始めた。サイドビジネスと言っても会社をつくるわけではなく、投資だ。ピケは、カタルーニャ州ジローナに本拠地を持つ「バス・アリメンタリア(BAS ALIMENTARIA)」という会社の株の27パーセントを取得した。バス・アリメンタリアは、良質のハンバーガー用の肉を販売する精肉会社で、その商品はカタルーニャ州のスーパーマーケットなどで販売されており、現在スペイン全国で販売をしようとプロジェクトを進めているという。ピケはこの会社の株を3番目に多く持つ人物となった。バルセロナのディフェンダーは、この会社の将来性を見込んで投資をしたようだ。  

ピケはすでにバルセロナにあるビデオゲーム会社「Kerad Games」のオーナーをしており、その会社では約20名の職員が働いている。彼は昨夏に同会社が販売したゲームで約10万ユーロ(約1378万)の収入を手にしたと伝えられている。また、不動産投資も行っており、自分の資産を有効に活用しようとしている。  

ピケは引退後、バルセロナの会長になりたいと公言している。投資をして、着実に成果をあげる彼がもし会長となったら、クラブの財政は現在よりも潤うかもしれない。もしくは、やはりサッカーの世界は投資よりも難しいと思い知らされる可能性もある。

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