バレンシアのCL優勝計画が来期からスタート

4つの候補から選ばれた、シンガポール人資産家のピーター・リムがバレンシアを買収することになった。アマデオ・サルボ会長は、クラブに投資する人間を昨年から探しており、彼に出会った。紹介したのは、ロナウド、モウリーニョの代理人として知られるジョルジョ・メンデスだ。彼がバレンシア会長と資産家の橋渡し役となった。ピーター・リムはフットボールのクラブに常々、関心を示しており、ミラン、リバプールに興味を持ち、アトレティコ・マドリードを買収に乗り出したこともあった。ピーター・リムは、2013-2014シーズンのリーガ最終節当日午前中に行われた役員たちの投票により、新たなオーナーに選出された。  

ピーター・リムが新たなオーナーとなったが、バレンシアの体制は今までのままとなる。アマデオ・シルバが会長で、ディレクターはルフェテだ。新オーナーの目的は、チャンピオンズリーグ決勝に進出し、欧州の最高の舞台でタイトルを争うチームをつくることだ。ピーター・リムは、24日に行われたチャンピオンズリーグ決勝もスタジアムでジョルジョ・メンデス、アマデオ・サルボ会長と観戦している。彼はリーガのチーム同士が争うゲームを見て、さらにその思いを強くしたに違いない。  

しかし、バレンシアは、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティのように資金を大量投入し、一気に強くなろうとは考えていない。もう少しゆっくりと忍耐強く、チームを大きくしていくつもりだ。来夏には6000万ユーロ(約83億円)を移籍市場に使い選手を獲得する意向が報道されているが、現場ではルフェテらの意見を聞くようだ。

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