試合後のクリスティアーノ・ロナウドの秘密

2013年の年末に、まるで全てのタイトルを勝ち取り、バロンドールも間違いなしという地元紙の報道が多かったクリスティアーノ・ロナウド。ワールドカップ欧州予選プレーオフの2試合でスウェーデン相手に4ゴールを決めてからというもの、ポルトガル人は全世界から絶賛されている。2013年最もすばらしいフットボラーに贈られるグローブ・サッカー賞をドバイで受賞し、イギリスの『ワールド・サッカー』の年間最優秀選手にも選出された。その年にタイトルを何ひとつ勝ち取っていないにも関わらず、ここまで評価される選手がかつていただろうか。ポルトガル人はバロンドールもすっかり本命視されている。

2013年は59試合で69得点を記録した。ロナウドは好調を維持している。なぜ彼はベストフォームを保てるのか? 

地元紙が「クリスティアーノの秘密」と題し、彼の“試合後の1時間”を伝えている。ポルトガル人アタッカーは試合後のケアを特に入念に行っているのだ。

「僕にとって多くの試合をこなすためには、試合後のケアはトレーニングよりも大事だ。プロフェッショナルで輝き、さらにキャリアを伸ばすために、休息は毎日の自分にとってのキーワードになっている」 試合後、彼は家族や友人、ガールフレンドと夕食に出掛けることはしない。すぐに“新たなトレーニング”を始める。試合で汗と共に失ったグリコーゲンなどを回復させるために、ロッカールームでフルーツやピザ、炭水化物を中心に摂取する。

試合がサンティアゴ・ベルナベウで行われた後ならば、ロナウドは自宅に直行する。自宅のジャクジーに38度から44度の温水と冷水の2つの浴槽を用意し、温かい方に5分、冷たい方に3分と交互に浸かることを30分間行う。そうすることで身体の血流を刺激し、乳酸を極力取り除こうとする。

その後20分間、彼の好きなスポーツのひとつである水泳を行う。ロナウドはほぼ毎日プールで泳いでいるが、試合後にも高ぶっている神経を鎮め、リラックスするために泳いでいる。水泳後、サウナに5分入り、身体をリラックスさせ、就寝する。

ロナウドは勝ち負けに関係なく、試合後はこのように過ごしていると地元紙は伝えている。さすが世界最高峰の選手だ。自分の身体のケアに余念がない。

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