カシージャスの息子が生まれて1週間でソシオ

スペイン国民が注目してきたカップル、イケル・カシージャスとテレビ司会者のサラ・カルボネロ。2人は2010年のワールドカップ決勝後のインタビューで国民的なカップルとなった。スペイン代表が史上初めて世界王者となったゲーム後のインタビューで、リポーターだったカルボネロがキャプテンのカシージャスにマイクを向けた。ひととおり話し終わった後にカシージャスが「感謝している」と(恋人の)カルボネーロを抱きしめてキス。もちろんワールドカップ決勝はほとんど全ての国民が見ていた。つまり、2人のキスはスペイン国民のほとんど全てが見たことになり、レアル・マドリードのゴールキーパーとテレビリポーターは一躍国民的カップルとなった。  

その2人はバロンドール授賞式など公の場にも寄り添って現れるなど交際を続け、彼らの結婚式は国民的なものになるだろうとメディアは書いた。もし結婚式を開けば、レアル・マドリードの選手よりもスペイン代表の同僚でもあるバルセロナの選手の出席者が多いのではないか。そんなことも言われた。  

2人は現在も結婚はしていないが、2014年1月3日に息子が生まれた。息子の名前はマルティン・カシージャス・カルボネロ。スペインでは結婚という形態をとらずに両親となるカップルは珍しいことではない。カシージャスとカルボネロは籍は入れていないが、両親となった。カシージャスは息子の誕生に付き添うため、ドーハで行われた親善試合のパリ・サンジェルマン戦には帯同していなかった。  

父親となったカシージャスは、1月9日に自身のツィッターで息子の写真と1枚のカードを掲載。そのカードはレアル・マドリードのソシオカードで息子は生まれて1週間も経たずに父親が所属するレアル・マドリードのソシオとなったことを報告している。父親のチームのソシオになる。全く自然な流れのように思えるが、実は父親とは違い、マルティンの母親はアトレティコ・マドリードのファンであることを公言している。  

父親の独断で息子の愛するチームは決まったのだろうか。  

しかし、将来、息子のマルティンが母親に影響されてアトレティコ・マドリード好きになる可能性はある。レアル・マドリードのソシオになったとはいえ、国民的カップルの息子のハートは、当然ながらまだ白にも赤白にも染まっていないのだから。

ページトップへ