マノロ・プレシアードが亡くってから1年

2013年6月6日でマノロ・プレシアードが亡くなってから1年経つ。  

マノロ・プレシアードは元プロ選手でサンタンデール、マジョルカ、アラベスでプレー。ポジションはディフェンスだった。現役引退後は監督となり、ラシン・サンタンデール、レバンテなど率い、2006年から2012年までスポルティング・ヒホンを率いて2007-2008シーズンにチームを1部に昇格させるとそれから4シーズン1部残留を果たしている。熱烈な応援で有名なスポルティング・ヒホンの観衆から最も愛された監督だった。  

2012-2013シーズンの開幕前、マノロ・プレシアードには2部に降格したビジャレアルからオファーが届いた。そして6月6日、翌日にビジャレアルとの契約を結ぶためにホテルに滞在していた彼は心臓発作に襲われ、急死。この悲しいニュースはスペイン全土に衝撃をもって伝えられ、スポルティング・ヒホンのホームスタジアム、エル・モリノンではサポーターが集まって、彼に祈りを捧げていた。  

あれから1年。エル・モリノンでは6月7日にマノロ・プレシアードの銅像が完成し、お披露目された。この除幕式でマノロの息子であるマヌ・プレシアードが感謝を伝えようとしたが、用意していたテキストを感極まり、読むことができず、司会者はこう代読した。 「父親は全てにおいてエル・モリノンで幸せだった。」  

6月8日、マノロが契約を結んでいたビジャレアルは見事、1部昇格を決めた。最終節、ホームのアルメリア戦を1-0で勝利し、2位を確定させたのだ。そのゲームでスタジアムのスクリーンにマノロ・プレシアードの写真が映し出され、「いつもいっしょに、プレシアード」というメッセージが載せられていた。  

スペインサッカー界が示すマノロへの愛情は今後もずっと途絶えることはない。

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