バルセロナの17年連続欧州王者が止まる

FCバルセロナはご存知のように総合スポーツクラブだ。フットボール以外にもバスケット、ハンドボール、フットサル、ローラーホッケーのチームを抱えている。バルセロナは、近年必ずこの5部門のうち1部門が「欧州王者」に輝いていた。しかし、今季はほとんどの部門が欧州の舞台では準決勝止まりで欧州タイトルを手にすることができなかった。バルセロナの欧州無冠は18年ぶりとなる。  

1995年、バルセロナはどの部門も欧州タイトルを獲得できなかった。それから今季まで必ずどこかの部門が欧州タイトルを獲得していた。クレの記憶にはやはりフットボール部門での欧州タイトルがより記憶に残っているだろうが、チームに欧州のタイトルを最も多くもたらしているのは、ローラーホッケーとハンドボールの部門だった。  

今季は1995-1996シーズンから続いていた記録が終わってしまった。フットボールは欧州チャンピオンズリーグ準決勝でバイエルン・ミュンヘンに敗れた。バスケットは決勝ラウンドに進んだが準決勝でレアル・マドリードに敗れてしまった。フットサルも決勝ラウンドに辿り着いたが、準決勝で敗退。ローラーホッケーも決勝ラウンドに到達したが、準決勝でベンフィカに敗れた。  

バルセロナの記録を継続する上でハンドボールに期待がかかっていた。彼らは決勝に進出。偉大なゲームをしたが、最後はドイツのハンブルガーの前に敗れ、18年ぶりにバルセロナは欧州タイトルなし。上記したように、全ての部門が欧州でも準決勝まで駒を進めていたが「第2位のチームは誰も覚えていない。」とよく言われるように、タイトルを勝ち取らなければ人々の記憶には残らないのだ。

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