映画料金が上昇中。それでも安い?

スペインでは映画館の入場料が全国各地域で異なり、全体的には日本に比べて安価だ。しかし、スペインの民間消費者団体「FACUA」のデータによると、昨年末のスペイン全国の映画館の平均入場料金は、平日料金で6.52ユーロ(640円程度)で、7年前の2004年同時期の4.8ユーロだった価格から36%も上昇している。

この数字はスペイン全国の平均料金のため、マドリッドやバルセロナなど大都市では平均より高い7.3ユーロ前後、そしてなぜかラ・コルーニャやアルバセテ、オビエドなどの地方都市が全国一高い7.5ユーロもする。最近の価格で、もしスペインで一番安く映画を見ようと思ったら、アフリカ大陸に位置するスペイン領メリージャの映画館で5ユーロ前後。本土ではアルメリアやグラナダが5.5ユーロ程度なのでお勧めだ。

スペイン全国52の県都および自治都市にある138の映画館の料金比較によると、最も安く入場できる映画館は4.5ユーロ、逆に最も高い映画館は8.1ユーロと、その価格差が最大80%もある。

年々、高くなるスペインの映画料金。それでも日本人の感覚からするとまだ低い設定なのでスペインを訪れた際には是非、日本並みの料金になる前に味わってみてはどうだろう。(但し、スペインの映画館のほとんどは外国映画をスペイン語吹替え版で上映するためハードルが高いかもしれないが・・・)

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