04.アート・デザイン・建築

最も美しい女神は?バルセロナの不和の林檎

ここ数年、バルセロナでは新たなモデルニズモ建築の一般公開が盛んだ。ガウディのベジャスグアルド、ドュメナック・ムンタネールのサンパウ病院やカサ・リャオ・イ・モレラ、そして昨年公開されたカザ・アマッリェー。これまで住居だった… もっと読む »

スペインの建築:正の遺産、負の遺産(2)

2.カラトラバの魔法と悪夢、バレンシア芸術科学都市 ビルバオ・グッゲンハイム美術館は、建築物が観光の目玉となり、町の再生の原動力となった例。そして今回は、ほぼ同じ時期に計画・建設された「バレンシア芸術科学都市(Ciuda… もっと読む »

スペインの建築、正の遺産、負の遺産(1)

1.正の遺産:鉄鋼の町から観光都市へ、ビルバオ・グッゲンハイム美術館 1975年の独裁者フランシスコ・フランコの病没後、スペイン政治は民主化への道を進んだ。長らく内に閉ざしていたスペインはその後、1986年の欧州連合への… もっと読む »

現代に完成した”未完の建築″、モンフェリの教会

スペインと聞いて思い浮かべるものは、その食文化、絵画、伝統音楽、映画、またはサッカーと人それぞれだろう。さらに、スペインには日本の建築家から見ても非常に魅力的な建築文化が存在する。たとえば、スペイン建築の筆頭として語られ… もっと読む »

ガリレオ・ガリレイとベラスケスのコラボ作品

フェリペ4世騎馬像に隠されたストーリー マドリッドには、ガリレオ・ガリレイとベラスケスのコラボレーションによって生み出された壮観な記念建築物「フェリペ4世像」がある。実は、この作品の制作には非常に興味深いストーリーが隠さ… もっと読む »

日本語にも翻訳された絵本、ネズミのペレス

子どもは8歳くらいになると歯が、乳歯から永久歯へ生え変わる。日本では、乳歯が抜けると、下の歯なら屋根の上に、上の歯なら縁の下に投じる。スペインでは、抜けた乳歯を枕の下にして寝ると、「ペレス」という名のネズミが回収にきて、… もっと読む »

マドリードの守護聖人と「奇跡の井戸」

プラド美術館にある、アロンソ・カノという画家が描いた「聖イシドロと井戸の奇跡」という表題の絵がある。絵画左側に後光の差した聖人イシドロが、右側に井戸が、中央にひざを地面についた一人の女性が右側にある井戸の淵に座る幼い子を… もっと読む »

マドリッドの紋章の歴史

マドリッドを訪れた人が必ず立ち寄るマヨール広場。その反対方向に数十メートル行ったところにあるプエルタ・セラーダ広場に、ひときわ目立つ建物がある。壁一面が淡い藤色のベースに、下部に水面、中央に岩と思しきものが描かれており、… もっと読む »

世界の果てにある納骨堂

スペイン北西部ガリシアにフィステラ(Fisterra)という場所がある。Finisは終わり、terraeは大地を意味し、大地が果てる場所を指す。サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指した巡礼者たちの中には、旅の終わりにこ… もっと読む »