スペインフットボール史上最速ゴール誕生

2月18日に新たな記録がスペインフットボールに刻まれた。試合開始からわずか数秒で、得点が生まれたのだ。ゴールを決めたのは、マラガの女子トップチームに属する31歳のフォワード、アドリアナ・マルティンだ。アメリカ、イングランドのクラブと渡り歩いた元スペイン代表フォワードは、キックオフの笛が鳴ると、センターサークルが相手ゴールに向け、躊躇なく右足を振り抜いた。勢い良く飛ぶボールは、ゴールマウスから離れ、前掛かりなポジションをとっていた相手ゴールキーパーの頭上を越えて、ゴールネットに吸い込まれた。次の瞬間、センターサークルに歓喜の輪が生まれた。

スペイン女子2部グループ4のサン・ミゲル・デ・プラセンシア対マラガ戦のアドリアナ・マルティンのゴールは、ある地元メディアは5秒と報じれば、他のメディアは3秒と伝えられた。どちらにしろスペインフットボールの歴史において、最も早く決まった得点に変わりはない。この日マラガはアウェーゲームながらこの最速レコードとなったゴールを皮切りに7得点を決め、10連勝を達成した。1部昇格戦に向けて、グループ4の首位を走っている。スペクタクルなシュートを決めたアドリアナ・マルティンは、ハットトリックを達成し、今シーズンのゴール数を32に伸ばした。

ゴールの主はスペイン紙「エル・パイス」で「いまだにこの得点を達成した自覚がありません。とても大きな喜びで、多くのメッセージをもらいました。嬉しいです。なぜなら最終的には、みんなが女子フットボールについて話すからです」と語った。

スペイン紙「エル・コンフィデンシャル」によれば、このゴールが生まれるまで、スペイン史上最速は、バジャドリードのホセバ・ジョレンテのゴールだった。2008年1月20日のエスパニョール戦で試合開始7秒82で決めた得点だった。歴史は常に塗り替えられるものだが、アドリアナ・マルティンが打ち立てた記録を塗り替えるのは容易ではない。

スペインフットボール史上最速のゴールシーン

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