デポルティーボ・ラ・コルーニャのルカス・ペレスが止まらない。16節エイバル戦で得点を決めたスペイン人ストライカーは、通算得点数を12に伸ばした。ゴールランキングで彼の前にいるのは、バルセロナのネイマールとルイス・スアレスしかいない。クリスティアーノ・ロナウドもよりも1点多く決めているストライカーに、地元メディアのスペイン代表に招集すべきだという声は大きくなっている。
ルカス・ペレスは16節エイバル戦のゴールで6試合連続ゴールを達成し、デポルティーボ・ラ・コルーニャの伝説のストライカーに並んだ。1992-1993シーズンに6試合連続ゴールを達成したブラジル人ストライカー、ベベットだ。1994年ワールドカップ優勝メンバーはルカス・ペレスに対して「6試合連続ゴールおめでとう、ルカス・ペレス。この記録は20年以上前にデポルティーボ・ラ・コルーニャで僕が達成しただけだ。この素晴らしいチームの歴史にようこそ!」と祝福した。
デポルティーボ・ラ・コルーニャにとってはお買い得なストライカーだった。ラ・コルーニャ出身のルカス・ペレスだったが、プロフェッショナルとしてキャリアをスタートさせたのはラージョ・バジェカーノだった。その後、ウクライナに場所を移し、そしてギリシャのテッサロニキに1シーズン在籍。デポルティーボ・ラ・コルーニャは地元出身のストライカーを昨シーズンの開幕前に150万ユーロ(約1億9,000万円)を支払って獲得した。昨シーズンは21試合で6得点とサポーターから罵声を浴びることもあったが、今シーズンは開幕から好調で16試合で12得点をマーク。クラブとの間には契約は2019年まで残されており、違約金は2000万ユーロ(約27億円)に設定されている。もし冬の移籍市場で獲得を狙うクラブがあるのならば、これ以上の金額を支払わなければ、獲得はできないだろう。
27歳のストライカーはスペイン代表に招集されるだろうか。またベベットの記録を更新し、クラブ史に新たな歴史を残すのだろうか。