ベティス戦でRマドリードにここ50年ぶりに起こった事

8月29日に行われたリーガ・エスパニョーラ2節が行われ、レアル・マドリードはベティスに5-0と大勝した。コロンビア代表ハメス・ロドリゲス、ウェールズ代表ベイルが偉大なパフォーマンスを示し、何かと要求が高いサンティアゴ・ベルナベウの観衆を納得させた夜だった。

守備的だ。得点が少ない。そうマドリード寄りのメディアから批評されるラファ・ベニテス監督が率いるレアル・マドリードだが、内容と結果で、これ以上にない形でその批評に応じた。

レアル・マドリードが快勝したゲームだが、このゲームで実に1965年ぶりの出来事があった。ベティス戦に出場したホームチームの選手に、1人も下部組織でプレーした選手がいなかったのだ。ベンチにはカルバハル、ヘセ、キコ・カシージャが座っていたが出場時間は1分も与えられなかった。アルベロア、ナチョ・フェルナンデス、ルカス・バスケス、そしてチェリシェフはメンバーに招集されておらず、スタンドからの観戦となった。

下部組織に所属していた選手が1人もピッチに立たなかった事態は1965年を最後に起きていなかった。ましてやラファ・ベニテスはレアル・マドリードの下部組織でキャリアを始めた監督であり、その彼の元でこのような事態が起こったのは奇妙な巡り合わせでもある。

また、ベティス戦でプレーしたレアル・マドリードのスペイン人選手はセルヒオ・ラモスとイスコの2人だけ。先発出場はセルヒオ・ラモスの1人だけだった。スタメンにスペイン人が1人だったのは、レアル・マドリードにとっては2,688試合ぶりだったという。

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