今夏にレアル・マドリードで鳴り物入で入団したハメス・ロドリゲス。(レアル・マドリードは)悲願だった10度目のチャンピオンズリーグを制覇したこともあり、ワールドカップ開幕前は補強に関してあまり話題にならなかった。中盤に新たな人材を補強を勧める声はあったが、ハメス・ロドリゲスの名前が具体的に挙がったことはない。
彼の名前はワールドカップが進むにつれ、スペインのメディアに大きく載るようになった。レアル・マドリードは世界最高の選手を獲得しなければならないんだ、というようなキャンペーンをまるで行っているのかごとく、コロンビアが勝ち進むにつれ、その名前が急浮上していった。今やビッククラブとなれば世界中にスカウト網を張り巡らせており、ワールドカップに出場するクラスの選手で全く知らないという選手というのはいないだろう。ゆえに新星出現といったサプライズはないと考えていた。実際そんなサプライズはなかったが、ワールドカップはいまだに移籍市場において、選手の価値を急騰させることができるイベントだということには驚いた。開幕前は全くの名前が挙がらなかったコロンビア人に8000万ユーロ(約112億円)という高額の移籍金をレアル・マドリードがモナコに支払ったが、その額の大きさはあまり話題になっていない。1か月で彼の価値は急騰したのだ。
ハメス・ロドリゲスは代表チームのゴールキーパーのダビド・オスピナの実妹であるダニエラ・オスピナと結婚しており、2人の間に子どもがいる。そんなマドリードに到着した彼女にもオファーが届いているという。ダニエラは元バレーボール選手であり、妊娠を期に引退をしている。その彼女に現役復帰を呼びかけるクラブがあるという。マドリード郊外のエントレビアスという地域を本拠地とする女子のビーチバレー・マドリードだ。このチームが彼女にオファーを出したという。はたして、このチームが彼女の実力を知っていて契約を申し出ているのか、もしくは話題になるから契約したいと思っているのか。真相はわからないが(たぶん後者だろう)、今ではモデルや女優やアイドルではなくても、スター選手のパートナーというだけで注目される時代のようだ。