求人サイトの冗談に使われるヘラルド・マルティーノ

クラシコが行われた後は、インターネット上でその試合に関連する多くの冗談が飛び交うことが今や恒例となっている。  

先週の国王杯決勝では、ピッチを独走し、決勝点を決めたベイルが多くのアニメーションに例えられた。ベイルは道路を高速で走る『ルーニー・テューンズ』のロード・ランナーで、追いつけなかったバルトラは、いつもロード・ランナーを捕まえようとするも失敗するワイリー・コヨーテだ。ベイルが速すぎて止められなかったことを示している。  

決勝点を決めた直後にベイルは両足を肩幅まで広げ、腰を落とし、拳を握りしめて、喜んでいた。その姿の写真を『ドラゴンボール』の孫悟空のスーパーサイヤ人に加工したものもあった。一瞬にして自分の力を爆発させ、ゴールを決めたシーンが気を開放し、スーパーサイヤ人に変貌する悟空と重なったのだろう。  

全く活躍できなかったメッシもネタにされている。彼の顔写真の上に「試合は何時からだっけ?」という文字が載せさられ、メスタージャのピッチにいないも同然だったエースの低調を皮肉っている。  

また、国王杯に敗れたバルセロナの指揮官もジョークのネタにされた。チャンピオンズリーグは準々決勝敗退、リーガも首位のアトレティコ・マドリードと勝点差4。今シーズン無冠の可能性が高く、批判が高まっているアルゼンチン人指揮官は、シーズン終了後に解任される可能性は高い。InfoJobsという求人・転職サイトはツィッターの公式アカウントでこうつぶやいた。

「InfoJobsはまだ“ヘラルド・マルティーノ”という名前の人が私たちのサイトで仕事を探していることは確認できていません(今はまだ・・・)」  試合後でも、みんなユーモアを交えてクラシコを楽しんでいる。

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