比較され続けるメッシとマラドーナ

国王杯のセカンドレグ、アウェーのヘタフェ戦でメッシが中央から相手ディフェンス陣をドリブルで切り裂き、このゲームで2得点目となる見事なゴールを決めた。

このゴールを地元メディアは、「メッシがマラドーナのゴールをまたもやヘタフェ戦でコピーした」と紹介している。

メッシは、2007年のコパ・デル・レイでヘタフェ相手に12秒の間に目の前のディフェンスを次々と抜き去り、52メートルを独走し、ゴールを決めた。このゴールは、1986年ワールドカップ準々決勝イングランド戦のアルゼンチン代表のマラドーナの5人抜きからの得点と全く同じ形だった。そのため、「メッシがマラドーナと同じことをした」と当時、話題となった。

そして、2013年の同じくコパ・デル・レイでヘタフェ相手に決めたゴールは、1986年のワールドカップ準決勝でマラドーナがベルギー相手に決めたゴールと似たような形だった。正面からディフェンス陣に単独で突っ込み、ゴールを決めた。まるでマラドーナのようだった。「メッシがマラドーナの偉大なゴールを再現するのは2度目」と地元メディアは報じている。

バロンドールを4度受賞した今でも、メッシは同郷の伝説の選手と比べ続けられる。クリスティアーノ・ロナウドがエウゼビオと比較されることは滅多にないし、ネイマールがペレら同国の偉人たちと比べられることはないが、メッシはいつもマラドーナと比較される。互いに左利きで小柄でプレースタイルも似ているのでみながよく比べるのだろう。

今では、タレントがある子どもが現れると“第2のメッシ”と見出しがつけら

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