バルセロナのユニフォーム裏地の広告、初戦の広告効果は?

バルセロナが半導体メーカー「インテル」とスポンサー契約を結び、話題となった。広告は普通ならば胸や背中にプリントされるが、インテルはユニフォームの内側にあるからだ。この広告は試合中、普通にしていれば目にされることはない。選手がシャツをめくらなければ、広告が登場することはないのだ。これは「インテル・インサイド(インテル、入ってる)」とスポンサーのキャッチフレーズを体現したユニークな広告だ。4年半の契約でバルセロナは2500万ユーロ(約35億円)の広告料を手にした、と地元メディアは推定している。  

ゴールした時に選手がシャツをめくり、ロゴが出る。そんなことが目論まれていたし、ほとんどの人もそう考えていただろう。しかし、実際は違った。インテルのロゴが裏地に刺繍されたユニフォームを初めて着て挑んだスペインリーグ16節のビジャレアル戦。このゲームでインテルのロゴが見えたのは、選手がシュートを外し、悔しがった時だけだった。ネイマールがシュートを外し、ユニフォームをまくり上げ、口で悔しそうに噛んでいた。その時に新たな広告ロゴが見えただけ。ネイマールはビジャレアル戦で2得点を決めたが、新たなスポンサーが喜ぶようなユニフォームをめくるようなポーズはしなかった。  

このユニークなユニフォームの広告。今後、選手たちはゴールシーンで裏地に刺繍された広告ロゴを見せることがあるのだろうか。今シーズン以後もあと4シーズンはずっと裏地にロゴが入っているのだから、必ず陽の目を浴びることはあるだろう。

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