126組の双子に年間シートをプレゼント

アンダルシア州にある人口14万8,000人のウエルバ。この街を本拠地とするフットボールチームは「レクレアティーボ・ウエルバ」だ。2008-2009シーズンに1部で20位になり、それから現在まで2部に属している。2012-2013シーズンは13位で終え、来るべき新シーズンも2部で戦うことが決まっている。  

そんなチームが新シーズンに向けて動き出した。本拠地のホームスタジアムのヌエボ・コロンビアに「126組の双子」を集めて会議を開いた。行政のアシストもあり、ウエルバにいる全ての双子に声を掛けたのだ。来季に向けてのクラブのキャンペーンの一環で、『ひとりのファンは2人分の価値がある』をキャッチフレーズに始めようとしていた。そこで彼らに協力を要請。年間シーズンチケットを126組の双子に無料で提供したのだ。全ての双子がこのキャンペーンに協力する姿勢を示し、全員が年間シートの申込用紙に名前を書き込み、その後スタジアムのスタンドでキャンペーン用の写真を撮影した。この写真にはまさに老若男女がおり、同じ服を着ている双子がいたり、ユニフォームを着ている双子がいたようだ。  

クラブは年間シートの目標を「9,000人」としており、この目標に到達できたらその9,000人にそれぞれさらに1枚の年間シートをプレゼントする、と発表している。レクレアティーボ・ウエルバのスタジアムは21,670人収容だ。9,000人集まると、さらにひとりずつ年間シート購入者が増え、18,000人となる。もし年間シートを持つ人が全員試合に来れば、スタジアムの7割が埋まることになる。  

果たしてレクレアティーボ・ウエルバのキャンペーンは成功するのだろうか?

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