U-21スペイン代表の欧州選手権連覇!

イスラエルで開催されていたU-21欧州選手権において、スペインが連覇を達成した。キャプテンのチアゴ・アルカンタラ、デ・ヘア、モラタといった欧州のビッククラブに所属する若きタレントが躍動。フル代表にも劣らない素晴らしいパフォーマンスと圧倒的な強さを欧州の舞台で見せつけた。  

決勝ではイタリアを相手にチアゴ・アルカンタラのハットトリックなどで4-2で完勝。ブラジルでコンフェデレーションズカップを戦うフル代表も食事後にU-21の決勝を観戦。チャビ、イケル・カシージャス、デルボスケ監督らは最後までU-21代表のパフォーマンスに注視していた。セスクが「彼らと早くフル代表でいっしょにプレーできることを願う」と称賛すれば、移籍が噂せれるチアゴ・アルカンタラに対して、クラブチームで同僚のピケが「バルセロナに彼が残留することを望む」と語っている。  

スペインのU-21代表もタレントは豊富でビルバオのムニアイン、レアル・マドリードへの入団が決まっているサイドバックのカルバハルらもレギュラーではない。メンバーのほとんどは1部リーグのクラブに所属し、活躍。決勝で対戦したイタリアはほとんどセリエBでプレーする選手が多く、スペインの選手層の厚さも際立っていた。キャプテンのチアゴ・アルカンタラにはマンチェスター・ユナイテッド移籍の可能性が高いことがメディアで語られ、大会MVPに輝いたエースのイスコにはマンチェスター・シティへの移籍が濃厚と報道されている。U-21代表を欧州制覇に導いた2人の名手が来季はイングランドで激しいダービーマッチを戦うことになるかもしれない。夏の移籍市場の話題もU-21代表が大きな注目を集めている。  

フル代表が初のコンフェデレーションズカップ制覇に向けて、順調な戦いを見せている。ワールドカップ、欧州選手権連覇と制覇した黄金世代が抜けても、U-21代表が欧州の舞台で示したように下の世代のタレントも豊富だ。スペインの時代は今後もまだまだ続きそうだ。

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