コンフェデの夏、珍しく長いカカのバカンス

レアル・マドリードに所属するブラジル人アタッカーのカカ。2009年にフロレンティーノ・ペレスが再選し、その会長が大きな目玉としてミランから獲得したスター。約100億円の移籍金が費やされ、期待されてスペインの首都にやって来た。しかし、2013年5月現在、彼は期待外れの選手としてマドリディスタに認知されている。確かに同じように期待されたクリスティアーノ・ロナウドに比べると、カカのそれは及第点にも達していない。  

みんなが望むトップフォームに戻れないカカは2010年ワールドカップ以来、セレソン(ブラジル代表)から遠ざかっている。最近はブラジル代表監督に2002年にセレソンでカカを指導したフェリペ・スコラーリが復帰し、カカも再び召集されるようになっていた。だがクラブでの出場機会を得れていないカカはシーズン後に母国で行われるコンフェデレーションズカップの代表メンバーから漏れてしまったのだ。  

タイトルの重みはないが、コンフェデレーションズカップはカカにとってお得意の大会だった。2005年にブラジルは優勝し、カカは決勝のアルゼンチン戦でゴールを決めている。レアル・マドリードに籍を移す前の2009年のコンフェデレーションズカップでもカカが牽引するブラジルは優勝。彼自身も大会最優秀選手に選出されている。  

過去2大会、大活躍していたカカが今年母国で行われる同大会にはいない。色々と移籍も噂されるカカだが、ブラジル代表活動もないので、彼にとっては珍しく長いバカンスになりそうだ。

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