首相もシメオネのチームの勢いに逆らえず!?

アトレティコ・マドリードが首位のバルセロナと同勝点の2位でリーグを牽引している。16節ではホームに難敵バレンシアを迎えたが、後半にジエゴ・コスタが個の力で2得点を決めるなど3点を奪い、快勝。規律があり、かつ勝負強いフットボールで今シーズンは素晴らしい戦績を残している。近年、リーガの覇権争いといえばバルセロナとレアル・マドリードの2強だけのものだったが、アトレティコ・マドリードはライバルであるレアル・マドリードに勝点5の差をつけ、バルセロナと首位を争っている。例年とは違う顔ぶれにリーガは沸き立っている。  

強いチームに憧れる。それはどの時代の子どもも同じだ。
「なぜマドリーが好きになったのか?」と尋ねると「プトラゲーニョの時のレアル・マドリードが強くて好きになった」と言い、また別の人に「なぜバルサが好きなのか?」と聞けば「ドリームチームが好きだったから」という大人は多い。彼らは自分たちの青春時代に強かったチームに憧れ、ファンとなる。大人になってからもその嗜好は変わらず、そのチームを生涯愛し続ける。今シーズン、快進撃を続け、好結果を残しているアトレティコ・マドリードは子どもたちの憧れとなっているようだ。それが首相の息子といえど、例外ではない。  

現在のスペインのマリアーノ・ラホイ首相が、あるイベントで記者に自分の一番幼い息子がアトレティコ・マドリードのファンであると告白した。首相はレアル・マドリードのサポーターで、サイクリングのファンであると公言しているが、彼の息子はアトレティコ・マドリードのファンになってしまったと笑いながら告白した。息子は父親の知らないところでアトレティコ・マドリードのユニフォームをいつの間にか手に入れていた。首相は息子へのユニフォームのプレゼントの主は誰か探していると冗談っぽく、記者に話した。  

シメオネが率いるアトレティコ・マドリードは毎週末、このようにファンを増やしているようだ。勝利することで子どもたちはチームに憧れ、生涯のサポーターとなる。ラホイ首相は息子がアトレティコ・マドリードに完全に染まる前にレアル・マドリードのユニフォームをプレゼントして、息子の心に訴えるのだろうか。ただ、彼にとって息子がどのチームのサポーターとなるかは、経済危機が続く国内の情勢や高い失業率という難題に比べれば、他愛もないことだろう。

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