レアル・マドリード、3人のソシオに賠償支払い

マドリードの地方裁判所が、レアル・マドリードに3人のソシオ(会員)に年間パスを提供することと、それぞれに社会的な損害として2,000ユーロ(約20万円)の支払いを命じた。クラブは、3人のソシオが希望する場所の年間シートを提供しなければならない。  

このソシオは自分たちの息子たちをレアル・マドリードのソシオに登録し、年間シートを購入しようとした。ただ年間シートはいっぱいのため、その席が空くのを待っていた。そしてその席が空くのを待つリストに名前を記し、自分たちの順番を待っていた。待機のリストに名を記したのが、2004年5月。それから実に約8年と半年、いまだにこのソシオとその息子たちは誰ひとり、自分たちの年間シートを保有できずにいた。そこで、このソシオはクラブを訴えていた。  

地方裁判所は他のソシオが年間シートを受け取っているのに、彼らはいつまでも経ってもクラブから連絡がなく、それは侮辱に値すると判決。さらにクラブから彼らには今まで何の説明もなかったので、年間シート以外に20万円の支払いを命じた。  

レアル・マドリード、そしてバルセロナという人気クラブの年間シートの購入を希望する人は多く、席が空くことを待っている人間も多い。しかし、そのことが起因となり、訴えられて、支払いまで命じられるとはクラブも想像していなかっただろう。

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