岩倉のアトレティコ、リーグ戦無敗で年内終了

元なでしこリーグ浦和レッズの岩倉三恵所属のアトレティコ・デ・マドリード・フェミナスは年内最終戦にも勝利し、リーグ戦唯一の無敗でクリスマス休暇に入っている。

アトレティコは12月6日に行われた第14節でラージョと対戦した。これまでアウェーで1度も勝利したことがなかった相手だったが、苦しみながらも先制点を奪う展開で、1-2での勝利を収めることに成功した。
この試合、岩倉は82分に途中出場。中盤に厚みを持たせるためボランチで起用され、中盤でバランスを取り、相手のシュートに対して体を投げ出すなどの好プレーを見せ、大勝利に貢献していた。

12月9日に行われた第15節では格下のジャノス・オリベンサとのホームでの戦いでも5-1の圧勝だった。岩倉投入は62分からだった。
そして年内最終戦となった第16節、ホームのサン・ガブリエル戦も3-0での快勝。しかしまたもや岩倉投入は80分からと遅かった。

途中出場という起用が続く岩倉だが、大きな原因のひとつに選手登録手続きの遅れがあるだろう。岩倉に出場許可が下りたのは9月30日の第4節レアル・ソシエダ戦からだった。プレーできるようになった時にはすでに開幕から約1ヶ月が経っており、その間にチームとして結果が出ていたため、監督は大きくメンバーを変えることはなくなっているようだ。

アトレティコは現在16戦11勝5分0敗勝ち点38の2位。首位アスレティックの勝ち点は41で3差と迫っている。3位バルセロナ36、4位レバンテ32となっている。

岩倉はクリスマス休暇前、スペインでデビューした3ヶ月を振り返り一言「あっという間でした」というコメントを残していた。また新たなる年に向けては「とにかくリーグ戦に優勝したいです」と意気込みを見せていた。

つかの間のクリスマス休暇を楽しんでいる岩倉の新年は1月2日から始まる。この日からスペイン南部のカナリア諸島で合宿を行い、1月13日の週末に再開するリーグ戦に向けての準備に入る予定である。新年最初の相手は勝ち点22で8位のカハソル・トリゲロス(ホームの第2節は1-1)となる。

・岩倉デビュー後のアトレティコ戦績(13戦9勝4分0敗)

第4節  ○ レアル・ソシエダ0-1アトレティコ 
第5節  △ バルセロナ1-1アトレティコ    
第6節  ○ ラグナック0-8アトレティコ   
第7節  ○ アトレティコ4-0プラインサ・サラゴサ 
第8節  ○ レバンテ・ラス・プラナス1-3アトレティコ      
第9節  ○ アトレティコ2-1セビージャ
第10節 △ コジェレンセ1-1アトレティコ
第11節 △ アトレティコ1-1レバンテ
第12節 ○ アスレティック・クラブ1-2アトレティコ
第13節 △ アトレティコ0-0エスパニョール
第14節 ○ ラージョ・バジェカーノ1-2アトレティコ
第15節 ○ アトレティコ5-1ジャノス・オリベンサ
第16節 ○ アトレティコ3-0サン・ガブリエル

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