ガリシア州にある、ガリシア生物医学研究所(centro gallego de investigación biomédica Euroespes)が、初のアルツハイマー病の予防ワクチン「EE-AD-SP1」を開発した。
アメリカで研究・証明されたこの新ワクチンを脳が成熟する30代に使用し始めることで神経細胞の再生殖を促進し、アルツハイマー病の発病を招く脳内のアミロイドベータの蓄積が防止されるとのことだ。さらに、頭蓋内出血や他のアルツハイマー病に用いられる薬の副作用を避ける。
この新ワクチンが一般的に使用されるには、行政上さらに6~8年かかると予想されており、ワクチンの価格は年間約22000ユーロと予想されている。が具体的には未定である。
開発を指揮したラモン・カカベロス博士は、アメリカと比べヨーロッパの医療発展が遅れていることに触れ、同ワクチンの導入で30%の医療費削減に繋がると通信社EFEの取材で話している。