観光活性化に悩む村が「同性愛者の村」第1号を目指す

マラガ市から27kmに位置する人口1,300人弱のモクリネホ村が、「世界初の同性愛者の村」を目指し、2012年1月に村民投票を行うことを発表した。

モクリネホ村のアントニオ・ムニョス村長によると、村民投票は、これといった産業もなく経済危機にあえぐ村を救うために、同村を「同性愛者の一大メッカ」として活性化させることへの賛否を問うものだという。とはいえ、この村では、既にLGBT(同性愛者、両性愛者、性転換者の略)団体との協力を得、同性愛者が心から生活を楽しめる村作りを目指した計画が進められており、同団体のメンバーであり、会社経営者でもあるハビエル・チェカ氏から様々なアドバイスと援助を受けているという。

この計画には、村全体の家、あるいは大多数をピンク色に塗り替えるといったものから、同性愛者の人々が気兼ねなく散策できる公園の整備や、ゲイの守護聖人である聖セバスティアンの礼拝堂を設けることなどが含まれている。同村では、既にマラガ県アンテケーラ市出身の画家、アントニオ・モンティエル氏の協力の下、聖セバスティアンの像の作成に取り掛かっている。さらに、建設業者と協力し、同性愛者の住居として新たに600件の家の建設が予定されている。

ムニョス村長とチェカ氏は、「村民投票で村人の信任が得られた暁には、通りの名前にアップルCEO(最高経営責任者)のティム・クック氏(※)の名前を付けることを考えている」と意気込んでおり、“同性愛者の村化”に絶対の自信をのぞかせている。まずは来年1月の村民投票の結果に注目が集まることになりそうだ。

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