マドリード発「イチゴ列車」で19世紀にタイムトリップ!

イチゴ列車

イチゴ列車


マドリード観光で古典的なもののひとつといえば、「イチゴ列車(トレン・デ・ラ・フレサ)」。この特別列車は1984年、レンフェ(スペイン国鉄)により6月~10月の期間限定で運行が開始し、2013年で29年目を迎えた。列車の名前は、開通当時、マドリード郊外の農家の人々が育てたイチゴをマドリードへ運ぶ輸送機関としてこの汽車が使われていたことに由来している。

この特別列車は現在、5,6月と9,10月に運行されている。マドリードの鉄道博物館を出発し、ユネスコの世界遺産の町アランフェスまで南へ約50Kmの道のりを走っている。このルートは約160年前、マドリード州では初、スペインでは2番目に開通した路線で、イチゴ列車は当時の汽車を見事に再現したものだ。2013年の列車の往路は、鉄道博物館発10時、アランフェス着11時、復路はアランフェス発18時、鉄道博物館着19時。料金は、大人29ユーロ、4~12歳21ユーロ、4歳未満無料。料金にはイチゴ配給サービス、世界遺産の街アランフェスの王宮や王家の小舟博物館の入場料などが含まれている。
 レトロな車内では当時の衣装に身を包んだ女性たちがイチゴを配ってくれ、徐々に変わるスペインらしい景色を眺めながら、19世紀へのタイムトリップをゆっくりと堪能することができる。

出典:Museo del ferrocarril de Madrid http://www.museodelferrocarril.org/principal.asp

出典:Museo del ferrocarril de Madrid http://www.museodelferrocarril.org/principal.asp

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