雄大な自然に響く指笛言語、ゴメラ島

ゴメラ島

ゴメラ島

アフリカ大陸西側、スペイン領カナリア諸島のひとつ、ゴメラ島。テネリフェ島より船で約40分の距離にある丸い形をした小さな島。島の周囲は切り立った海岸になっている一方、島の中央部には標高1000メートルを超えるガラホナイ国立公園があり、照葉樹林生殖している。その他にも島固有の植物が生息する国立公園は、1986年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に指定されている。大航海時代にコロンブスが何度も立ち寄ったとされる島でもある。

 ここには先住民族グアンチェ族の時代から伝わる口笛言語(指笛でのコミュニケーション)が存在する。山が険しく複雑な地形の島で、羊飼いたちが草の有りかを伝え合うなど、人と人のコミュニケーションの手段として使われていた。15-16世紀頃スペイン人が入植して先住民族は絶滅してしまったが、その後も口笛言語は存在し続け、2009年にUNESCO無形文化遺産に指定された。一時は存続の危機もあった口笛言語だが、島の伝統を現在では小学校の授業の一環に取り入れるなどした結果、口笛言語を使う島民が増えている。

指笛言語

指笛言語

ゴメラ島

ゴメラ島

ゴメラ島

ゴメラ島

写真出典:
http://www.turismodecanarias.com/islas-canarias-espana/oficina-turismo/isla-de-la-gomera
http://www.rtve.es/

参照URL カナリア諸島観光サイト
http://www.turismodecanarias.com/islas-canarias-espana/oficina-turismo/isla-de-la-gomera

カナリア観光局提供youtube映像 口笛言語の映像有り

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