中位が盛り上げるリーガ・エスパニョーラ覇権争い

リーガ・エスパニョーラ25節で、首位のレアル・マドリードがビジャレアル相手に1-1のドローに終わった。今シーズンはこのようにバレンシア、セビージャ、ビジャレアル、そしてマラガといった中位のチームが3強から勝ち点を奪い、リーガの覇権争いに大きな影響を与えている。

アトレティコ・マドリード、バルセロナ、レアル・マドリードという3強は中位とのゲームで勝ち点を失っている。中位チームのリーガ25節終了時点での昨シーズンと今シーズンの勝ち点を見比べると、今シーズン、バレンシアは18、マラガで16、セビージャが11、ビジャレアルが2ポイント多く手にしている。一方、上位3チームは昨シーズンよりも25節終了時の勝ち点が少ない。アトレティコ・マドリードは6ポイント少なく、レアル・マドリードは2、バルセロナは1だった。

24節ではマラガがアウェーでバルセロナに勝利し、25節ではセビージャがアトレティコ・マドリードと引き分けたりと、3強はチャンピオンズリーグ出場枠の4位、もしくはヨーロッパリーグを争う中位のチーム相手に勝ち点を失っている。

ここ数シーズンはバルセロナとレアル・マドリード、そして昨シーズンはアトレティコ・マドリードと上位のチームだけが勝ち点を伸ばすだけの競争だったが、今シーズンはオーナーが代わり、補強に贅沢な資金を割いたバレンシアら中位が強豪の前に立ちはだかっている。

3強の直接対決よりも、中位チームとの戦いがリーガの覇権争いに大きな影響を与えているかもしれない。

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