F.トーレスのゴールの秘訣はハンバーガー

現在はプレミアリーグのチェルシーに所属するフェルナンド・トーレス。リバプールではゴールを量産し、チェルシーに移ってからはゴールを決めることができず叩かれることもあったが、UEFAチャンピオンズリーグやUEFAヨーロッパリーグのビックタイトル獲得の力となった。スペイン代表でも欧州選手権2回、ワールドカップなどメジャータイトルを立て続けに勝ち取っている。スペイン国民は、“万年優勝候補”の歴史に終止符を打つこととなった2008年欧州選手権決勝でのトーレスの決勝ゴールを忘れないだろう。  

アトレティコ・マドリードの下部組織で育ったトーレス。トップチームでは91得点を記録。アトレティコ・マドリードの歴史を語る上で欠かせない名手のひとりだ。そのトーレスはアトレティコ・マドリード時代にゴールを決められないスランプに陥っていた時期があった。8試合無得点。  

よくスランプに陥った選手はヘアースタイルを変えたり、伸ばしていたひげを剃ったり、もしくはピッチに入る足を右から左に変えたりと自分の生活習慣を変えて、悪い流れを断ち切ろうとする。トーレスの場合は、ハンバーガーを食べることだった。彼は、8試合得点がなかった時に食欲も失っていた。そこで、気分を変えようとマドリードで知られているハンバーガー屋に自分の代理人と行き、ハンバーガーを食べると、不思議と食欲を取り戻し、また得点も決められるようになった。それからトーレスは、不振になるとよくそのハンバーガー屋に行った。トーレスにとってハンバーガーはスランプから立ち直せる最良の薬となっていたようだ。  

運をもたらす物は人それぞれ。ただ、スペイン屈指のストライカーのラッキーアイテムがハンバーガーというのはちょっと意外だ。

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