ワールドカップ欧州予選プレーオフ・セカンドレグでのハットトリックなど、今シーズン大活躍をしているポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド。まさに世界最高の選手にふさわしいことを毎試合ピッチで実証している。もし、マドリード寄りのメディアの読者アンケートなどの根拠どおりにレアル・マドリードの7番がバロンドールを獲得すれば、彼にとって2つ目の黄金のボールのトロフィーもそのミュージアムに飾られるかもしれない。
ロナウドの記念館が(彼の)生まれ故郷のポルトガル領マデイラ諸島のフンシャルに建設される、とポルトガルのメディアが伝えている。ロナウドの母親を中心にした家族と、今や世界一有名な代理人となったホルヘ・メンデスのサポートも得て建設されるようだ。すでにポルトガルでは、レアル・マドリードを昨季まで率い、今シーズンからチェルシーを率いるモウリーニョ監督の展示会が彼の生まれ故郷セトゥーバルで行われ、数千の観光客の集めていた。
ロナウドはスポルティング・リスボンに幼少の頃に契約し、18歳でイングランドのマンチェスター・ユナイテッドへ移籍し、世界的なスター選手となったのはご存知のとおり。2008年にUEFAチャンピオンズリーグを制し、さらにはバロンドールも手にした。その後、ポルトガル人は多くの記録を塗り替えている。世界最高の移籍金、ポルトガル代表最多得点記録を更新。間違いなく後世に残るであろう偉大な名手。そんな彼のミュージアムに多くの人が足を運ぶのは間違いないだろう。
FCバルセロナのミュージアムは年間約160万人の人が訪れる観光名所となっている。年に約100万人が訪れるバルセロナにあるピカソ美術館よりも賑わっている。しかし、世界で最も入場者数が多い美術館はパリのルーブルで約970万人。次にニューヨークのメトロポリタンで約610万人だ。スペインで最も入場者数が多いのはマドリードのソフィア王妃芸術センターで約250万人。まだまだ入場者数は敵わないが、近い将来、フットボールクラブやフットボール選手のミュージアムが世界の名画を集めた美術館よりも人を集めることになる可能性も否定できない。 限りなく可能性は低いが、ロナウドが得点記録同様にピッチ外でもミュージアムの入場者数の記録をつくることだってあるかもしれない。もし建設されれば、生まれ故郷の観光名所になることは間違いないだろう。