バルセロナに所属するメッシが、昨シーズン最も欧州のリーグ戦でゴールを決めた選手に贈られるゴールデンシュー(Golden Shoe)を受賞した。受賞式は20日にバルセロナで行われ、プジョル、シャビ、ピケ、セスク、ジョルディ・アルバといった代表に召集されなかった選手も参加。元バルセロナで自身もゴールデンシューを受賞したことがあるストイチコフがメッシにトロフィーを渡した。
式典でまず注目を集めたのがメッシのスーツだ。白い花のような模様が描かれたジャケットを着て登場するとチームメートたちは驚いた顔を見せ、メッシをからかっていた。2012年のバロンドール受賞式でもメッシの白玉模様のタキシードが話題になった。最近ではこのようなセレモニーでメッシのファッションがまず1番最初に話題にあがる。
メッシは2009-2010、2011-2012、2012-2013シーズンと3度ゴールデンシューを受賞。各国のリーグのレベルに合わせ、係数をかけてポイントとする現行の採点方法になってからの3回の受賞は史上最多。クリスティアーノ・ロナウド、フォルラン、アンリが2度ずつ受賞しているが3度は誰もいない。
地元紙が昨季のメッシのリーガでのゴールを分析していた。メッシは昨季リーガで46点を決めている。2位のクリスティアーノ・ロナウドは34得点だった。メッシは46ゴールのうち左足で40点、右足で6点。最もゴールを決めている時間帯は31-60分の間で17得点、0-30分の間には14、61-90分の間には15と、どの時間帯にも同じようにゴールを奪っている。ホームゲームでは22点、アウェーでは24点を決めている。メッシのゴールを最も多くアシストしているのはイニエスタ、アレクシス・サンチェスで5、次にシャビで4。セスク、テージョ、ビジャはそれぞれ3回、メッシのゴールをアシストしていた。
今シーズンは負傷が多く思うように活躍できていないが、ここ数シーズンのメッシの記録やプレーを改めて振り返ってみると、やはり超人としか言いようがない。2014年にピッチに復帰するメッシは、ここ数シーズン見せていた超人的なパフォーマンスを取り戻すことはできるだろうか。