6月24日に26歳になったアルゼンチン代表のメッシ。脱税を告発され、この夏は思わぬところで注目を集めているが、彼のイメージは相変わらず保たれている。謙虚で物静か。この件を受けてもメッシのイメージは決して損なわれることはないだろう、と地元ラジオ局が声を大にして語っていた。
そんなメッシの人間性を主題にアルゼンチン人作曲家が『パパになったメッシへ』というタンゴを作曲した。チアゴの父親となったメッシの人生を讃えているのだ。この曲を歌うエフェ・ウルシニはメッシの素晴らしい振る舞いが喚起されたようだ。ピッチ上で見せるアルゼンチン代表の素晴らしいプレーではなく、彼のピッチ外の姿に感化され、大半の有名人とメッシはそこが違うと語っている。有名になろうが、ピッチ外では謙虚で物静かなメッシに焦点を当てたタンゴのようだ。
タンゴをつくった作曲家はピッチ外でのメッシの振る舞いにインスピレーションを受けてつくったが、彼のようにピッチ上のメッシのプレーに全く関心がない人間もいる。メッシの恋人であり、チアゴの母親でもあるアントネージャだ。イタリアの雑誌のインタビューでメッシが彼女についてこう語っている。
「アントネージャはフットボールが退屈なんだ。家に帰った時に“2点決めた”とか、“ハットトリックをした”とか言っても、全く彼女の関心を引かないんだ。彼女は全くそういうことには興味を持たない。」
また彼女はテレビでフットボールを一度も見たことがないという。
メッシと幼馴染のアントネージャ。彼女もサッカー選手ではなく、足元にボールがないメッシに惹かれているのだろう。