バルセロナのメッシが4年連続でバロンドールを獲得。スペイン代表は、2008年欧州選手権、2010年ワールドカップ、2012年欧州選手権とメジャータイトルを勝ち取っているが、いまだに1960年のルイス・スアレス以来、スペイン人選手がバロンドールを受賞できていない。ここ数年はイニエスタ、シャビが常に最終候補に名を連ねていたが、所属チームの同僚のアルゼンチン人が受賞している。スペイン国内のメディアは、そんなメッシに対して恨み節はなく、史上初めて4度目のバロンドールを手にしたバルセロナの10番を“歴史上最高の選手”と讃えている。
そんな中、「スペイン人がバロンドールを勝ち取った」という記事が掲載された。バロンドール受賞者となったスペイン人の名前はアルフォンソ・ラモス。彼はサッカーのビデオゲーム『FIFA』の2012年の世界大会『FIWC(FIFA Interactive World Cup)』に優勝。賞金2万ドルと世界王者としてチューリッヒで行われたFIFAのバロンドール受賞式の招待券を勝ち取っていたのだ。つまり、「ゲームプレーヤー」としての“バロンドール”だ。彼は2012年ベストイレブンの授与の際にアシスタントとして壇上に上がり、メッシらスター選手らと対面した。
また、授賞式が始まる前にはバルセロナのピケとFIFAで対戦。メッシが笑顔で見守る中、ピケと対戦したアルフォンソ・ラモスは3-1で勝利。ピケはバルセロナを選択し、アルフォンソ・ラモスはレアル・マドリードをチョイス。ゲームではピケが操作するバルセロナのディフェンダー、ピケが激しいスライディングで退場となった。10人のバルセロナに対して、アルフォンソ・ラモスが操作するレアル・マドリードは数的優位を活かし、クリスティアーノ・ロナウドが2得点を決めるなど勝利した。