スペイン女王杯決勝が初の大手民放TV放送、最高瞬間視聴率は20,3%を記録

A・マドリード本拠地ワンダ・メトロポリターノは、スペイン女子リーグの命運を分けるFCバルセロナ戦で6万人の観客を動員し歴史的快挙を成し遂げました。あれから2ヶ月、スペインの女子サッカーが再び脚光を浴びています。

5月11日、バスク州サン・セバスチャンに拠点を置くR・ソシエダが、コパ・デ・ラ・レイナ(スペイン女王杯)決勝でリーガ・イベルドローラ(スペイン女子リーグ)王者のA・マドリードを1‐2で下し、優勝しました。

これまでスペイン女子サッカーの試合放送は、地上波だと「GOL」の独壇場でした。主にサッカー番組を中心に番組構成されていますが、平均視聴率は2%に満たない民放TVです。しかし、今回は国内最多視聴率を誇る「Tele 5」(テレシンコ)がコパ・デ・ラ・レイナ決勝の放映権を獲得しました。

テレシンコは元々、コパ・デル・レイ(男子スペイン国王杯)の決勝を毎年放送し続けてきましたが、女王杯は初めて。

結果、165万人以上の視聴者と14,8%の視聴率を記録しました。また、他局を差し置いて20,3%の瞬間最高視聴率を記録した試合終盤、22時22分には279万人以上の視聴者が試合を観戦していました。

スペインのレティシア王妃による優勝トロフィー授与シーンも221万人以上の視聴者と15,5%の視聴率を記録し、同日における最多視聴率を記録した放送だったと、テレシンコを傘下に置く大手メディアグループ「メディアセット」がSNSで伝えています

また、視聴者の年齢層は13~24歳が、25,2%を占めていた模様です。この年代の人たちが女子サッカーに注目しているという事は、スペインにおいて女子サッカーは今後さらに注目を浴びる様になるスポーツと言えるでしょう。

¡Viva el fútbol femenino! (女子サッカー万歳!)

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