スペインと聞いて思い浮かべるものは、その食文化、絵画、伝統音楽、映画、またはサッカーと人それぞれだろう。さらに、スペインには日本の建築家から見ても非常に魅力的な建築文化が存在する。たとえば、スペイン建築の筆頭として語られるアントニ・ガウディの建築作品は世界中の人々の関心を惹いてやまず、バルセロナにはその作品を見ようと多くの観光客が訪れる。また、現在ではガウディに関する書籍は無数に出版されており、インターネットで検索すれば読み切れない程の情報を得ることができる。そんななか今回、いまだ知られていないガウディに関連した建築を一つご紹介しよう。