
Concurso de Paella
スペイン料理で誰もが思い浮かべるのがパエリア(パエージャ)。そんなパエリアの発祥の地は地中海に面したバレンシア。日本ではオレンジの産地として有名だが、実は稲作も同様にバレンシア経済を支える主要な生産物だ。その昔アラブ人によって稲作がもたらされ、9世紀ごろからスペインではパエリアが食べられていた。お米、そして地中海で採れる海産物にも恵まれ、パエリアは海の幸と陸の幸が織り成す最高のコラボレーションだ。
そんなバレンシアの中でも特に稲作が盛んに行われている地域スエカ(Sueca)では、毎年9月に行われるお米の収穫祭(Festival de Arroz)にあわせ、そのメインイベントとして「バレンシアパエリアの国際コンクール」が開催される。