カタルーニャ人にとって最も重要な日

9月11日は「カタルーニャの日」というカタルーニャ州の祝日。カタルーニャの人々にとってこの日は、一年で最も重要な日の一つだ。

スペイン北東部にあるカタルーニャ自治州。1700年から1714年までスペイン継承戦争がおこり、州都バルセロナは1714年9月11日にブルボン朝のスペイン王フェリペ5世の軍隊により侵略され、陥落*。独自の文化や言語をもつカタルーニャだが、中央集権的なフランスのフェルペ5世により、残虐な鎮圧が行われ、独自の言語であるカタルーニャ語が禁止された上、カタルーニャの自治権も剥奪されてしまった。その後、カタルーニャが自治権を回復したのは1979年の12月31日。翌年の1980年9月11日に初めて国民的な休日として「カタルーニャの日(Daida National de Catalunya)」が宣言された。歴史的には敗戦記念日ではあるが、この日を「自分たちが失った自由、痛みの記憶」、「復興への希望」などの意味を込めて祝日に制定された。
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