アンダルシア州グラナダ県にリオフリオという人口300人弱の小さな村がある。この村では、シェラネバダの山々からの清水を利用して「リオフリオ」という名前のキャビアの生産が行われている。
ここリオフリオは、元々マスの養殖で知られている村。1964年からマスの養殖を開始した企業が、その経験を生かし、約20年後に絶滅してしまったチョウザメの養殖に着手。1987年にチョウザメの研究開発部門を立ち上げ、試行錯誤を経て、土着品種のグアダルキビルチョウザメ(ナカリルチョウザメ種ともいわれる)の養殖に成功した。そして、2000年からリオフリオのキャビアの生産を開始。