ギネス記録をもつ生ハムカット職人

生ハムをカットする人の称号、コルタドール(Cortador)*。熟成具合、品質、管理まで生ハムの全てを熟知し、薄くカットする技術を兼ね備えた、まさに「生ハム職人」だ。生ハムは「薄ければ薄いほど美味しい」と言われているように、カットの仕方で味が変わるため、コルタドールは必要不可欠な存在。スペインにはコルタドールスクールが数多く存在する。そしてスペイン全土でハモンカットコンテストなども存在している。
*称号はオフィシャル(国から定められたもの)ではなく、コルタドールスクールが認定するもの。無くてもハモンをカットすることができる。

数いるコルタドールのなかで、スペインで最も有名な一人が、ニコ・ヒメネス(Nico Jimenez)さん。2008年にサラゴサエキスポで「世界最長のハモン薄切り(Loncha de jamón más larga del mundo)」にてギネス記録を取得(13,32メートル)、その後2010年に東京の服部栄養専門学校で13,35 メートル、2,3キロを記録し、自身のギネス記録を塗り替えた。またONCE(スペイン視覚障害者協会)との協力で、目の不自由な人へのハモン薄切りを教えたりもしている。
Cortador de jamon1

このコンテンツを閲覧するにはログインが必要です。お願い . あなたは会員ですか ? 会員について

ページトップへ