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バルセロナがDFムニエサとの契約を2012年まで更新した。

ムニエサは現在高校3年生。ユースから飛び級でバルセロナBに所属しているが、今季第25節終了時点で13試合に出場しており、ルイス・エンリケ監督の信頼を徐々に勝ち得ている。

バルサ側としては、高校3年生とはいえバルサBでも計算できる選手を早めに契約期間を延ばし、機会があるときにトップチームで出場させ経験を積ませながら育てて生きたい意図がある。

ムニエサの契約は2012年までとなっているが、1年の契約延長を優先的に認める条件がついており、今後のムニエサの活躍とトップチームでの出場機会の数によって契約延長が決まる見込みだ。

ムニエサは弱冠17歳の若さで2009年5月23日の対オサスナ戦にてトップチームデビューを果たしている。さらに09年チャンピオンズリーグ決勝ではベンチ入りして当時話題を呼んだ。

3月末にベルギーで行われる予定のU-17欧州選手権予選に向け、スペインU-17代表が親善試合を行う。

グルジア代表との親善試合を行い、各所属チームの選手を集め、連携や団結力を強化する狙いがある。

この年代の注目選手は、ジェラード・デウロフェウ(バルセロナY)、サウル(アトレティコ・マドリーY)、デニス・スアレス(セルタY)、アルフォンソ・エレーロ、デ・トーマス(ともにレアル・マドリーY)などが挙げられる。

未だトップデビューを果たすような「怪物級」の選手こそいないものの、欧州のビッグクラブはすでに数人の選手に目をつけており、今回の欧州選手権の予選でも各クラブのスカウトが選手のパフォーマンスを量るためにベルギーに足を運ぶだろう。

活躍如何では飛び級やビッグクラブへの移籍の可能性も十分あるため、注目の大会となる。

第24節

≪バルサ独走態勢か≫

2位エスパニョールはアウェーで11位サン・フランシスコと対戦し、1-1と引き分けた。首位バルセロナはホームで15位オスピタレットを3-1で勝利を収めた。

これにより、1位バルサと2位エスパニョールの勝ち点差は9ポイント差まで広がり、バルサが独走態勢に入った。

直接対決を一度残しているが、エスパニョールの自力優勝の可能性はゼロで、それだけでなく3位マジョルカが勝ち点差3ポイント、4位ダムも勝ち点差6ポイントまで迫ってきており、「コパ・レイ」と呼ばれるスペイン全国大会出場圏内の3位以内に入るにも厳しい戦いを強いられる展開となっている。

【結果と順位表】

http://www.futbolme.com/com/index_torneo.asp?id_torneo=27

CFダムはカタルーニャ州でバルサ、エスパニョールに次ぐ三番手のクラブだ。

興味深いのは、このクラブにはトップチームが存在しないこと。スペインではある程度歴史、実績を兼ね備えているクラブにはトップチームが当然の如く存在するのだが、このCFダムはユース年代をトップに下部組織の育成に力を注いでいる。

ジュニア、ジュニアユースで育てた才能の片鱗を見せる選手たちは、バルサ、エスパニョールに引き抜かれる。また、昨年ヨハン・ニースケンス(元バルサ)の実の息子であるヨハン・ラミレス・ニースケンスがダムに所属していたが、16歳の若さでレアル・マドリーの下部組織に引き抜かれた。

それでもユース世代は現在カタルーニャ州1部でバルサ、エスパニョール、マジョルカに次いで4位につけている。また、多くのダム出身の選手がバルサやエスパニョールに在籍しているという実績を誇り、カタルーニャ州でも有数の育成組織として有名だ。

さらにカタルーニャ州では、バルサ、エスパニョールの生存競争に生き残れなかった選手がダムのような中堅クラブに引き取られ、もう一度成長してバルサやエスパニョールに返り咲く、という例も少なくない。

現在バルサBに属すクリスティアン・テジョ(19)という選手はその一例で、ジュニアユース時代にバルサから首を切られ、ユース1年目をダムで過ごし、そこで活躍したことでエスパニョールの目に留まり、ユース2年目からエスパニョールへ。ユースでの残り2年間をエスパニョールでプレーし、ここでも活躍したことでバルサ側が「もう一度欲しい」とオファーを出し、バルサBに返り咲いた形だ。

このように、カタルーニャ州ではバルサ、エスパニョール以外にも知名度は少ないながらも確かな実績を誇るクラブが多く存在する。そういったクラブがバルサ、エスパニョールと切磋琢磨することで、カタルーニャ州のサッカーレベルは日に日に上がっている。

レアル・マドリーFWアルバロ・モラッタ(17)は現在レアル・カスティーリャというR・マドリーのBチームにあたるチームに属している。

今シーズン、12月23日にトップチームデビューを果たした17歳の若きストライカーは、現時点レアル・カスティーリャで15試合出場で10得点と確かな得点能力を示している。

モラッタは最近6試合で8得点を記録。これには1月15日にモウリーニョが「もしモラッタがトップチームに残りたいのなら、4得点じゃ物足りない」とレアル・カスティーリャが属す2部B第20節終了時点で4得点にとどまっていたモラッタに通告したことがきっかけになったと見られている。”モウリーニョ・セラピー”の効果がR・マドリーのカンテラに属す若い選手たちに徐々に出始めている。

このモラッタの活躍を知ったモウリーニョは「モラッタを来季の構想に入れようと考えている」と公の場で認めている。

現在バルサジュニアユースAに所属するFWジーン・マリエ・ドンゴウは弱冠15歳にしてユースAまで飛び級するバルサ期待のストライカーだ。

前々節7-0とバルサが大勝した試合で、ユースAの試合でハットトリックを達成。これでジュニアユースA、ユースB、ユースAの3カテゴリーで出場と得点を記録し、これはメッシ以来の快挙だ。

カメルーン出身のドンゴウは、13歳にバルサの下部組織に入団。その後めきめきと頭角を現し、15歳にしてユースAまでの飛び級を果たした。今後の活躍が期待される。

ドンゴウプレー集

http://www.youtube.com/watch?v=ZUryZEVVz0Q

第23節

≪磐石≫

バルセロナ、エスパニョールともにアウェーに乗り込んでの試合となった第23節。

バルサは12位ウエスカを相手に1-0、エスパニョールは14位グラマネットに1-0とともに最少得点での勝利となった。下位相手とはいえ、対戦相手は残留を目標に死に物狂いで戦ってくる。そういったチーム相手にアウェーで勝ち点3を取りこぼさず拾っていかなければならない厳しさがある。

2月、3月とシーズンは中盤。怪我人や累積欠場なども増えてくるため、総合力が求められる時期に突入する。

【順位表と結果】

http://www.futbolme.com/com/index_torneo.asp?id_torneo=27

セルジ・ロベルトがジュニアユース時代にスカウトされた話を披露したので、彼が当時属していたナスティック・タラゴナのジュニアユースも属するカタルーニャ州ジュニアユースの現況を。

≪“黄金世代”バルサ≫

バルサの今の世代のジュニアユースはかなり質の高い選手を揃えているとカタルーニャ州で評判だ。

現在18試合で17勝1敗98得点7失点という驚異の数字を残して首位独走中のバルサ。2位エスパニョールと勝ち点9ポイント差で、格の違いを見せつけている。

3位にはダム。ユース世代でもバルサ、エスパニョールに次いでおり、ここ最近カタルーニャでは育成に定評のあるクラブに結果が伴ってきている印象。

セルジ・ロベルトを輩出したナスティック・タラゴナは、現在5位。中位を彷徨うクラブは、セルジ・ロベルトの例からわかるように、良い選手を輩出しては引き抜かれ、チーム強化の再構築を度々強いられている可能性が高い。しかし、「育成」という括りで見るのならば、それも一つの成果とも見て取れる。

≪第18節≫[結果と順位表]

http://www.futbolme.com/com/index_torneo.asp?id_torneo=137

セルジ・ロベルト(17)

この名前をご存知だろうか。

熱狂的なバルサファンの方なら聞いたことがあるかもしれないが、彼は現在バルサBに所属するMFで、今季国王杯にてトップデビューを果たした逸材だ。

ジュニアユース2年目まで、ナスティック・タラゴナ(2部A)の下部組織でプレーしていたセルジ・ロベルト。そこでバルサのスカウトの目に留まり、ジュニアユース3年目からバルサへ。

バルサに来て日に日に成長したセルジ・ロベルトは、ユース1年目にユースBチームでチーム内得点王となり、一気にユースAでレギュラー獲得。本職はMFで、バルサの中盤の3枚の前2枚を主要ポジションとするが、ユース時代はセンターFWも務めた。

セルジ・ロベルトにとってユース2年目となった昨季からルイス・エンリケ監督の指揮するバルサB(当時2部B)で起用され始め、シーズン途中からレギュラー奪取。2部A昇格に大きく貢献し、今季も変わらず中心選手として活躍している。

バルサに来てからみるみる成長したセルジ・ロベルトだが、バルサのスカウトの目利きの良さもさることながら、カタルーニャ州をはじめスペイン全土に広がるスカウト網に脱帽させられる。

カタルーニャ州では、バルサ・エスパニョールはもちろんのこと、俗に言う「町クラブ」と呼ばれる地元密着型のチームでも、その地方での選手の移籍や移動がさかんに行われる。良い選手がいれば噂になり、試合を観に駆けつける人も多くなり、チームに引っ張ろうという動きも活発に行われる。

肥えた目を持つ地元の人々の目に日々晒され、厳しい競争社会の中で、指導現場に携わる人たちの行動力にも助けられ、スペインからは逸材の発掘が日々行われている。

選手に注がれる数多の“目”が、本当の意味で「逞しい選手」を作り上げる。

≪選手同様首を切られる可能性≫

スペインの育成現場において、選手同様移動や移籍が激しく行われるのが監督だ。

今節終了時、エスパニョールB(サテライト)の監督を務めていたトニ・ロビラ氏が成績不振を理由に解任された。テルセーラ・ディビジョン(3部A)で現在9位とイマイチ調子の上がらないチームは、変化を必要としていた。昨季2部Bに属していたエスパニョールBの今季の目標は「絶対昇格」であったにもかかわらず、現在昇格圏内である4位以内まで勝ち点6ポイント差をつけられている。

後任には、現在ユースの監督を務めているマルティン・ポッセ氏が就任するとの見方が今のところ強いが、果たして。

プロのディビジョンだけでなく、こうした「育成年代」と称される現場においても、監督の首や交代が懸かる厳しい競争社会が存在するのが、スペインのサッカー事情の現実かもしれない。

首になってしまったロビラ氏には、次のチャンスが与えられるまでの忍耐が。新たに就任する可能性があるポッセ氏には大きなチャンス到来が。現時点で明暗分かれた両者が、数年後にどこの監督を務めることができるか、未来は何も保証されていない。

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