Mes: marzo 2015

【番組】JSports「デイリーサッカーニュースFoot!」

ノバジカがスペイン各地での取材撮影にご協力させていただいた番組が明日放送予定です! ■番組名:デイリーサッカーニュースFoot! ~FRIDAY“ESPECIAL”~ ■放送派:J Sports2 ■放送日時:2015年3月27日(火)22時~23時 ■番組紹介(公式サイトより): フットボリスタ木村編集長が現地スペインから注目チームをレポート。 初のプリメーラで奮闘中、エイバルに迫る! ※公式サイト→JSportsデイリーサッカーニュースFoot!

バルセロナにとってシーズンで最も大事な一週間

バルセロナにとって、今シーズンの結果を左右する最も大事な一週間がやってきた。タイトルを制覇する上で決定的な週となる。 バルセロナは、3月18日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でマンチェスター・シティと対戦。ファーストレグを1-2で勝利しているバルセロナは、優位な状況でホームにライバルチームを迎える。欧州制覇を目指す上で重要となる。 バルセロナはリーガ・エスパニョーラ27節でアウェーでエイバルに勝利。チャビ・エルナンデス、イニエスタ、マテュー、マスチェラーノを先発で起用せずに勝利し、リーガも首位のまま、22日にホームで行なわれるレアル・マドリードとの“エル・クラシコ”を迎える。 2015年になり、話題を一心に集めているのが、リオネル・メッシだ。エイバル戦で2得点を決め、ついにクリスティアーノ・ロナウドを抜いて、単独でゴールランキング首位に立った。メッシが結果を出すようになってから、ルイス・スアレス、ネイマールという3トップを組む2人の同僚もパフォーマンスも上げてきた。特に、ウルグアイ代表のストライカーは、“9番”として自分のポジションを確保。メッシを抑えればよかった昨シーズンまでのバルセロナとは違い、得点を取り戻したルイス・スアレスがいる。バルセロナでの公式デビュー戦となったサンティアゴ・ベルナベウでの“エル・クラシコ”とは全く別の顔をカンプ・ノウでは見せるだろう。また、今シーズンは、ゴールを量産するネイマールが左サイドにいる。ここ数試合は明らかにトップフォームではないが、メッシとのコンビネーションは抜群。「両雄並び立たず」にならないことを2人はピッチで実証した。 かつての華麗な中盤はなくなったが、とてつもない破壊力を誇るスリートップを全面に引き出すルイス・エンリケのバルセロナは、2つの決戦をどう乗り越えるのか。   バルセロナにとって、ルイス・エンリケにとって、勝負の時が訪れた。

ベイルがレアル・マドリードで唯一好きではないこと

レアル・マドリードで2シーズン目を過ごすウェールズ代表のベイル。世界最高のクラブにやって来て満足していることは確かだが、唯一レアル・マドリードで好きではないところがあることをイギリスの雑誌『Four Four Two』のインタビューで明かした。 ベイルがレアル・マドリードで好きではないのは、トレーニングで行うパス回し。中にいるディフェンスを円を描くように囲み、ボールを奪われないようにパスを回すトレーニングだ。ウォームアップを兼ねて、必ず行なわれる。ベイルはそのトレーニングで悪夢を見たと告白している。 「唯一、股抜きだけには悩みたくない…」。ベイルはパス回しで股抜きをされるのが悔しく、恥ずかしいようだ。なかでも取材カメラがある時は警戒しているそうだ。 「特にカメラがある時だ。いつもカメラがあると僕らは殺される。僕は自分にその番が来ないことだけを心がけている…」。股抜きをされるとチームメイトはみんなジャンプして喜び、冗談でバカにしてくれる。カメラがある時にそれをやられるのがベイルは恥ずかしいと感じているようだ。 レアル・マドリードなどスペインの大きなクラブはトレーニングを全て公開するのではなく、冒頭しかメディアに見せない。ゆえにトレーニングのパス回しなどはいつもニュースの素材として使われる。もし股抜きが成功し、選手たちがはしゃぐ姿が撮れたら間違いなくニュースで流される。ゆえにベイルは警戒しているのだろう。 とはいえ、毎夏に世界最高の選手たちがやって来るレアル・マドリードにおいて、股抜きをされる危険性は非常に高い。いくら警戒しても、レアル・マドリードに在籍する限り、毎日その危険性はついて回ることになるだろう。

中位が盛り上げるリーガ・エスパニョーラ覇権争い

リーガ・エスパニョーラ25節で、首位のレアル・マドリードがビジャレアル相手に1-1のドローに終わった。今シーズンはこのようにバレンシア、セビージャ、ビジャレアル、そしてマラガといった中位のチームが3強から勝ち点を奪い、リーガの覇権争いに大きな影響を与えている。 アトレティコ・マドリード、バルセロナ、レアル・マドリードという3強は中位とのゲームで勝ち点を失っている。中位チームのリーガ25節終了時点での昨シーズンと今シーズンの勝ち点を見比べると、今シーズン、バレンシアは18、マラガで16、セビージャが11、ビジャレアルが2ポイント多く手にしている。一方、上位3チームは昨シーズンよりも25節終了時の勝ち点が少ない。アトレティコ・マドリードは6ポイント少なく、レアル・マドリードは2、バルセロナは1だった。 24節ではマラガがアウェーでバルセロナに勝利し、25節ではセビージャがアトレティコ・マドリードと引き分けたりと、3強はチャンピオンズリーグ出場枠の4位、もしくはヨーロッパリーグを争う中位のチーム相手に勝ち点を失っている。 ここ数シーズンはバルセロナとレアル・マドリード、そして昨シーズンはアトレティコ・マドリードと上位のチームだけが勝ち点を伸ばすだけの競争だったが、今シーズンはオーナーが代わり、補強に贅沢な資金を割いたバレンシアら中位が強豪の前に立ちはだかっている。 3強の直接対決よりも、中位チームとの戦いがリーガの覇権争いに大きな影響を与えているかもしれない。