Mes: febrero 2015

エイバルの小さなホームスタジアム

3月1日に行なわれるリーガ第26節エイバル対アスレティック・ビルバオ。このゲームはエイバルのホーム、イプルアで開催される。アスレティック・ビルバオのサポーター用に割り当てられたチケットは76枚。この日までに実に1,052人がエイバル戦の観戦希望を出しており、2月24日にクラブは抽選を行うという。ちなみにチケットの値段は40ユーロだ。 アウェーチームへの販売が76枚と少ないのは、今シーズンから1部に昇格したエイバルの本拠地が元々小さいからだ。エイバルのホームスタジアムの収容人数は5,250人。同じバスク自治州のダービー・マッチで多くのロス・レオネス(アスレティック・ビルバオのサポーター)が会場に駆けつけたいと考えているだろうが、スタジアムがそれを許容することができないのだ。 イプルアは北側にあるバックスタンドを拡張しようと工事を始めたが、近くにある2つの住居のタワーに亀裂が入っていることが見つかったため、工事はストップする可能性もあるという。 人口3万人にも届かないエイバルを本拠地とするクラブにとって、スタジアムの大きさは今のサイズが適正なのだろう。しかし、レアル・マドリード、バルセロナを始め、多くの強豪チームがやって来るトップカテゴリーのチームにとっては、やはり現在のスタジアムは小さいに違いない。

【番組】世界の日本人妻は見た!2時間SP~ドイツ編

ノバジカがドイツでの取材撮影にご協力させていただきました番組が来週放送予定です! ■番組名:世界の日本人妻は見た! ■放送派:毎日放送/TBS系列 ■放送日時:2015年2月24日(火)20時~(2時間スペシャル) ■番組紹介(公式サイトより一部抜粋): 今、国際結婚する日本人女性は年間7000人、そして海外で暮らす日本人の奥様はおよそ20万人といわれる。ニューヨーク、モナコ、香 港、スペイン、トルコ、パリ、イタリア、ドバイ・・・、憧れの洗練都市、魅惑のリゾート、世界遺産の街・・・ 番組では、そんな世界の国々へ嫁ぐことになった「なでしこ」たちを取材し、日本の常識では考えられない、暮らしてみて初めて知った、困った、驚いた、「どゆこと!?」な体験をリポートする。 今回の2時間スペシャルでは、ドイツ・フランクフルト在住の「なでしこ」もご紹介予定です。 ドイツの美都フランクフルトからはパイプオルガン奏者として活躍するカズミさんが登場! 音楽留学中に出会った夫のイョルクさんとは正反対の性格だったが、あるとき彼女は結婚を決意。その理由とは? そのカズミさんに密着し、食生活から何から“超合理的”なドイツの暮らしを徹底リポートする。男女混浴が当たり前、衝撃ドイツのサウナ事情も! ※詳細は番組公式サイトへ→「世界の日本人は見た!」 http://www.mbs.jp/japa-zuma/ どうぞご覧ください!

メスタージャでも見れたアメリカの風物詩

リーガ・エスパニョーラ22節、バレンタインデーの週末にバレンシア対ヘタフェ戦のハーフタイムに1人の男性が愛する女性にプロポーズをした。ピッチの芝生に片膝をつき、求婚したのだ。4万人の観衆はこのカップルの人生の大事な1ページを見届けた。 バレンシアのサポーターであるヘススは、ハーフタイムに自分の恋人であるエステルを連れて、ピッチへ。そして彼女の前にかがみ、結婚を懇願するメッセージが書かれたバレンシアのユニフォームを差し出し、プロポーズした。4万人が固唾を飲んで見守る中、エステルは「はい」と答えた。メスタージャの観衆が大きな拍手を2人はキスをしながら耳にしていた。 アメリカでは、試合中にピッチでプロポーズすることはどのプロスポーツでも行われるが、スペインではあまり馴染みがない。しかし、今後は愛するスタジアムで愛する人にプロポーズすることは増えていくだろう。ただ、お互い違うチームが好きな場合、どこで行うのがいいのかを悩むフットボール好きのカップルも出てくるかもしれない。 バレンシアの幸せはハーフタイムだけでは終わらなかった。ゲームもネグレドのゴールで勝利し、チャンピオンズリーグ出場権を手にする4位に浮上。ヘススとエステルというカップル以外にも、全てのメスタージャの観衆は満足してその日家路に着いた。

話題の政治家の好きなチームとは?

スペインの政治が変わろうとしている。今年は総選挙、そして地方選挙を控え、与党のPP(国民党)などがインターネットやテレビなどで広告スポットを入れてアピールしている。しかし、与党は地方選挙で苦戦を強いられそうだ。世論調査によれば、今最も国民の支持を集めているのは左派政党Podemos(ポデモス)だ。結党してから1年だが、スペインの政権を担っていたPPとPSOE(社会労働党)を出し抜いている。 ちなみにポデモスとは「僕たちはできる、私たちはできる」という意味で英語で言うwe canだ。2008年欧州選手権でフットボールのスペイン代表の試合の放映権を持っていたテレビ局は、「PODEMOS(ポデモス)」とキャンペーンに使っていたフレーズでもある。 ここ数ヵ月、スペインでずっと注目を集めている人物がポデモス党の党首パブロ・イグレシアスだ。36歳の若き党首はテレビ討論番組司会者などで活躍した後に、政治家となった。今スペインで最も注目を集める人物には、もちろんその仕事以外のこともフォーカスされる。 たとえば、フットボールだ。スペインで有名になれば、どのチームのファンだとか、レアル・マドリードとバルセロナのどちらを応援しているのか?などが必ず話題に挙がる。元首相のサパテロはバルセロナを応援し、現首相のラホイは25年以上、レアル・マドリードのソシオだ。もしかしたら、今年が終わる頃にスペインの首相になっているかもしれないパブロ・イグレシアスは一体どのチームが好きなのか? スペインメディアによれば、現在は1部ではないヌマンシアのファンであるという。またマドリード出身であるが、レアル・マドリードは好きではなく、アンチの立場のようだ。なぜならパブロ・イグレシアスはマドリード出身だが、幼少期はヌマンシアが本拠地のソリアで過ごしており、やはり幼少期に応援したチームが自分の愛するチームになったことが推測される。

2大クラブのスタジアム改築競争

カンプ・ノウの全面改修が2017年5月から2021年まで行われ、収容人数が現9万9,000人から10万5,000人に増える予定になっている。このカンプ・ノウの改修プロジェクトは、カタルーニャ語で“スペース、空間”を意味する『エスパイ・バルサ』と名付けられ、カンプ・ノウ周辺も再開発される。 現在2部を戦うバルセロナBの本拠地ミニ・エスタディは、現在バルセロナのトレーニングセンターがあるサン・ジョアン・ダスピに移されることが決まった。新たなミニ・エスタディは収容人数6,000人のスタジアムになり、現在のミニ・エスタディの収容人数1万5,000人の約半分となるが、2,000車分の駐車場が併設される。2017-2018シーズンからバルセロナBは新たなミニ・エスタディを本拠地とする予定になっている。 今ミニ・エスタディがある場所にはカンプ・ノウの横に併設されている体育館が移動する。バスケットボール、ハンドボール、フットサル部門が試合でプレーする場所はカンプ・ノウから歩道橋を渡った場所に移動される。 バルセロナはトレーニングセンターに新たな体育館を建設。バスケットボール、ハンドボール、フットサルといったそれぞれの室内競技のプロスポーツ部門の専用のトレーニングする場を設けた。このようにクラブは選手獲得だけでなく、設備投資もお金をかけている。 レアル・マドリードもサンティアゴ・ベルナベウの改築を発表しており、ショピングセンター、ホテルなどが併設され、クラブの収益は30パーセントの増加が見込まれている。新たなカンプ・ノウはVIP席、プライベートルームを2,000から4,000人収容に増やす予定だ。 スタジアムでも2大クラブの競争が始まっている。現時点では客席全体が屋根で覆われ、なおかつストーブがついているサンティアゴ・ベルナベウがカンプ・ノウよりもより快適に観戦できるのは間違いない。