Mes: noviembre 2014

【番組】ノンフィクションW「ディエゴ・フォルラン」

ノバジカが取材撮影に協力した、WOWOWのドキュメンタリー番組ノンフィクションWが下記内容にて放送されます。 ■番組名 :ノンフィクションW ディエゴ・フォルラン       日本へ伝える魂 ~スーパースターに託された夢~ ■放送波 :WOWOWプライム ■放送日時:11月29日(土)13:00~ ■番組紹介(番組公式サイトより): 10年以上大物不在だったJリーグに、W杯得点王のフォルランがやってきた。スーパースターに夢を託した人々の思いと、フォルランが日本に伝えるメッセージを紐解く。 サッカー・Jリーグは、観客動員数の激減などで現在長期低迷の中にある。そんなJリーグのセレッソ大阪にやってきたのが2010年W杯南アフリカ大会でMVP&得点王に輝いたディエゴ・フォルランだ。フォルランは、今年2014年のW杯ブラジル大会にもウルグアイ代表として出場した、世界のサッカー界の最前線で活躍する現役選手。Jリーグには、かつてリネカー(名古屋グランパスエイト)、スキラッチ(ジュビロ磐田)、ストイチコフ(柏レイソル)といったW杯得点王が所属したが、1999年まで在籍したストイチコフ以来15年ぶりとなる真のスーパースターの招へいとなった。 番組では、Jリーグがなぜフォルラン獲得に動いたのか、関係者の証言から舞台裏に迫る。また、約8カ月間フォルラン本人への密着取材を敢行。フォルランの母国ウルグアイ・ロケも行ない、彼のメンタルの強さを分析する。フォルランが日本サッカー界に伝える魂の声とは!? ※詳細は番組公式サイトへ→ノンフィクションW  http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/105989/ ぜひご覧ください!!

メッシが記録達成時にカンプ・ノウでブーイング

リーガ・エスパニョーラ12節セビージャ戦でバルセロナのメッシがハットトリックを達成した。メッシは元アスレティック・ビルバオのテルモ・サラのリーガ歴代最多得点記録251得点を更新した。メッシはセビージャ戦のハットトリックで通算ゴールを253に伸ばし、歴代単独トップとなった。   セビージャ戦後にカンプ・ノウではメッシの記録更新を称えるビデオが流された。その時だ。ビデオにバルトメウ会長とフットボールディレクターのスビサレッタが登場。すると観衆からブーイングが起きた。 クラブの重要なポストに就く2人にバルセロニスタは不満を抱えている。では、実際にバルセロナのソシオ、ファンはどんな動機があって、彼らにブーイングをしたのだろうか? バルトメウについては、“会長選を行わない”ことに不満を抱えている。ソシオは、バルトメウではなく、今は会長を辞任したサンドロ・ロセイに投票した。副会長だったバルトメウがそのまま空いた席に座ったわけだが、彼が会長になってから、会長選は行われていない。ソシオはもう一度投票で会長を選択すべきだと思っている。 また仕事の仕方にも不満がある。ネイマールの移籍交渉など裁判沙汰になることが多く、クラブ運営、そしてイメージに悪影響を与えていると多くの人は考えている。 チームの補強、人事を担当するスビサレッタに対してブーイングが起きたことについては、説明の必要はないだろう。動機は明確だ。彼は移籍市場で全く効果的な補強をできなかった。チアゴ・シウバ、ダビド・ルイスといったディフェンダーを補強できず、連れて来たのは、ベテランで高額のマテューと今シーズン負傷のためいまだに試合に出れていないヴェルマーレンだ。ブラジル人サイドバック、ドグラスも補強したが、1試合に出場しただけだ。ルイス・スアレス、ラキティッチは及第点のプレーをしているが、高額の移籍金を考えると至極当然だろう。スビサレッタを「バルセロナに来てから1度もまともな仕事をしたことがない」と辛辣な評価をするクレもいる。 メッシの記録更新を祝う場で、サポーターがここぞとばかりに現クラブの体制に不満を示した。まさに今のバルセロナを象徴するようなシーンだった。

数字にも示されたスペイン代表の散々な2014年

11月18日のドイツとの親善試合で今年の活動日程を終えたスペイン代表。今年は2008年欧州選手権優勝から始まった黄金期がはっきりと終わったことが分かった年となった。前回王者として挑んだワールドカップでのグループリーグ敗退はその象徴的な例だが、2014年がスペイン代表にとって、厳しい年だったことは他のデータにも表れている。 今年最後となった親善試合ではドイツにホームで、0-1で敗れた。スペイン代表にとっては2006年以来、ホームでの敗戦は8年ぶりとなった。デル・ボスケ監督にとっては今年5つ目の黒星だ。スペインはワールドカップ・オランダ戦(1-5)、チリ戦(0-2)、親善試合のフランス戦(0-1)、ユーロ2016予選スロバキア戦(1-2)、そしてドイツ戦と1年で5敗を喫した。スペインが1年の間に5敗を喫したのは1991年以来となる。当時のスペイン代表は12試合7勝5敗22得点12失点を記録していた。2014年スペインが勝利した唯一の強豪国はイタリアだけだった。 悪い結果はランキングも下げた。FIFAランキングでスペインは33ヵ月間トップだったが、ワールドカップ後にランキングは下がっており、ドイツに負けた後の今では、トップ10の位置も危うい状況となっている。 また86試合連続でスペインは常にボールポゼッションをライバルチームよりも上回っていたが、ドイツ戦でついに相手に上回れてしまった。 この1年でスペインは世界王者のタイトルだけでなく、いろんなものを失ってしまった。

【番組】MBS/TBS「世界のすげぇにツイテッタ~」~スペイン洞窟住居

ノバジカがスペインでの取材撮影にご協力させていただきました下記番組が11/23(日)に放送予定です! ■番組名 :「世界のすげぇにツイテッタ~」 ■放送波 :毎日放送/TBS系列 ■放送日時:2014年11月23日(日)22時00分~22時54分 ■番組概要(番組サイトより): 世界各国の“すげぇ”を求めて旅人たちが真剣勝負の本気旅!! 世界には、私たちの想像を超えた「すげぇ人たち」がいる。そんな彼らにツイテ行ったら…!? 日本、そして世界の様々な分野で活躍する“仕事人”や“人気者”、あるいは知る人ぞ知る“偉人たち”。タレント、俳優、アスリートなど今が旬の人気者たちが、そんな「すげぇ人たち」にツイテ行き、その凄~いお仕事ぶりや生き様を伝えるドキュメント・バラエティー! 道中での何が起こるかわからない“ハラハラ”“ドキドキ”“ワクワク”感。その人物にツイテ行くことで広がる人々との交流から生まれる感動。そして、時には予想外のハプニングも!?「すげぇ人たち」と出会い、真剣に向き合い、本気で挑戦するからこそ見えてくる、とてつもない世界への驚きや感動を共有しながら、そこに辿りつくまでの筋書きのないドラマを追いかけます。 スペインの「洞窟ハウス」が登場予定です。 ※番組詳細情報は公式サイトへ→「世界のすげぇにツイテッタ~」  http://www.mbs.jp/twitetter/ ぜひご覧ください!

バルセロナの選手、元選手、元会長も投票へ

「カタルーニャ州の独立」を問う非公式の住民投票が9日にカタルーニャ州で実施された。現在バイエルン・ミュンヘンを率いる元バルセロナの監督グアルディオラが投票に訪れるなど、現地メディアは大きく取り上げている。また、グアルディオラのルイス・エンリケを支持するコメントや、彼が道でピケと話し合う姿などがニュースとなった。 バルセロナの選手も住民投票に足を運んでいる。シャビ・エルナンデス、セルジ・ロベルト、バルトメウ会長やプジョルの姿も写真に収められている。また、元バルセロナ会長のジョアン・ラポルタ、サンドロ・ロセイの姿もあった。 住民投票にはカタルーニャ州旗をあしらったバルセロナの昨シーズンのセカンドユニフォームで投票場に訪れる人も多くいたようだ。もちろん、独立を望んでいる人もいれば、望んでいない人もいる。インターネット上ではスペイン国旗やスペイン代表、レアル・マドリードのユニフォームをまとって投票場にやって来た人の写真も掲載されていた。中には、独裁者フランコ政権時代の警官のコスチュームで現れる人もいたようだ。 もしカタルーニャ州が独立すれば、今のスペイン代表からは23名のうち、ピケ、ジョルディ・アルバ、ブスケツ、セスク、カシージャの5人が抜けることになる。 住民投票の投票率は200万人強の35,9パーセントだった。その投票のうち賛成が80,76パーセントだ。しかし、反対の人はもともと非公式の投票に足を運んでいないだろうという声も聞く。果たして、ここまで高まっている独立への訴えはどんな結末を迎えるのだろうか。

中世の古城で繰り広げられる騎士の戦い

スペインには1500以上の古城が今も残されているが、これらの城を舞台にしたスポーツ、「Combate medieval(中世の合戦)*」がここ数年注目を集め始めている。 東欧で誕生したと言われるこの競技は、中世の騎士さながらの甲冑をつけて、剣、盾などを武器に「フルコンタクト」(手など身体の力で直接ぶつかり合う)で対戦するというもの。3対3、5対5、16対16、「Kill the King」など様式は様々。武器は切れないように加工されている。とはいえ武器も甲冑も本物を忠実に再現されており、重さも合計30kg近くと本格的だ。 今年9月27日には、カスティージャ・イ・ラマンチャ地方のクエンカ県ベルモンテ市で、15世紀建立のベルモンテ城を舞台に「Liga nacional de combate medieval (中世の合戦国内リーグ)」が開幕。マドリード、カスティージャ・ラ・マンチャ、カスティージャ・イ・レオン、アラゴン、カタルーニャ、アンダルシア、エクストレマドゥーラ、バレンシア、バレアレスの9自治州のチームが2ヶ月半にわたって戦いを繰り広げている。 ベルモンテでは今年5月に世界選手権も開催され、日本も含め19カ国から500人が参加。ベルモンテ城は兵営地と化し、中世の生活・文化が再現された市場や、当時の料理を再現したメニューが提供されるなど、およそ1万人の見物客を歓迎した。 中世の美しい古城をバックに繰り広げられる騎士の戦いは、スポーツ、格闘技ファンだけでなく、歴史、グルメ、建築、芸術、旅行の愛好家たちも楽しませてくれることだろう。 ■世界選手権のプロモーション動画 IT Foto Video ■中世の合戦国内リーグの公式サイト(英語・スペイン語) Liga nacional de combate medieval ■今後の一部リーグ合戦日程 2014年11月15-16日 2014年12月13-14日 *「Combate medieval(中世の合戦)」は、日本では「アーマードバトル」として紹介されている。

クリスティアーノ・ロナウドは偉人

今シーズン、驚異的なペースでゴールを量産しているストライカーがいる。リーガ開幕10節終了時点で17得点を決めた、レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドだ。10節終了時点で17ゴールを決めた選手は、リーガ・エスパニョーラの歴史の中で、このポルトガル人だけだ。 これまで開幕10節で最もゴールを奪っていた選手は、1935-1936シーズンにオビエドに所属していたイシドロ・ランガラだ。彼は10試合で16得点を決めていた。イシドロ・ランガラは30年代のスペインを代表するストライカーで、1933-1934シーズンから3季連続で得点王に輝いている。1部リーグでは5シーズンプレーし、90試合で104得点を記録している。1試合平均1,15得点を決めている。1部の得点率に関してはロナウドを上回っている。ロナウドは174試合194得点で、現在は1試合に1,11得点だ。 ロナウドはこのイシドロ・ランガラの開幕10節の最多得点記録を79年ぶりに塗り替えた。イシドロ・ランガラは開幕10試合全てにプレーして、1試合だけ無得点の試合があった。一方のロナウドは開幕10試合のうち、レアル・ソシエダ戦は負傷のため欠場。実質9試合で17得点を叩きだしている。今シーズンだけを見れば、1試合1,8得点という得点率だ。 スペインのメディアは、「クリスティアーノ・ロナウドはサッカー界の偉人の仲間入りを果たした」と称賛する。曰く、サッカー界にペレ、クライフ、マラドーナと3人の神様がいたが、メッシが4人目で、ロナウドが5人目ということだ。かつての神たちは1度も同時代に争ったことはない。しかし、今はロナウドとメッシという2人の神話にとなった選手が同じリーグで争っている。2人はいつも記録を打ち破っている。後世のフットボールファンに嫉妬されるであろうそんな奇跡の時代を、今僕らは目にしているのかもしれない。