鉄壁のディフェンスがリーガ王者のストロングポイント

バルセロナがリーガ・エスパニョーラを制覇した。2年ぶり23回目のタイトルとなる。アルゼンチン代表リオネル・メッシを中心にしたチームは、国王杯、チャンピオンズリーグの2つのファイナルを残しており、3冠達成の可能性も高い。

最終節を前にして優勝を決めたバルセロナ。リーガの戦績では、王者にふさわしい数字を残している。

バルセロナは37試合30勝3分4敗、勝ち点93(カンプ・ノウで48、アウェーで45ポイント)を手にした。今シーズンのバルセロナを語る上で欠かせないメッシ、ネイマール、ルイス・スアレスの“トリデンテ”を擁する攻撃では、37試合で108得点を決めた。エースのメッシは41、ネイマールは22、ルイス・スアレスは16ゴールを奪っている。

しかし、攻撃力は、最大のライバルであるレアル・マドリードが、45得点を決めているクリスティアーノ・ロナウドを中心に111得点を決めており、バルセロナを上回っている。

数字は雄弁だ。 

ルイス・エンリケが率いるチームの最大の特徴は、ディフェンスの堅さにある。37試合で失点はわずかに19。さらに無失点のゲームは23試合にものぼる。ヴェルマーレン、ドウグラスら全く戦力にならない補強が批判され、シーズン途中でチームを去ったスポーツディレクターのアンドニ・スビサレッタだが、ゴールキーパーに関しては的確な補強をしたと称えられるべきだろう。チリ人とドイツ人が守るゴールマウスを見て、クラブ史上最高のゴールキーパーのビクトル・バルデスを懐かしく思うクレは少なかったはずだ。

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