2大クラブのスタジアム改築競争

カンプ・ノウの全面改修が2017年5月から2021年まで行われ、収容人数が現9万9,000人から10万5,000人に増える予定になっている。このカンプ・ノウの改修プロジェクトは、カタルーニャ語で“スペース、空間”を意味する『エスパイ・バルサ』と名付けられ、カンプ・ノウ周辺も再開発される。

現在2部を戦うバルセロナBの本拠地ミニ・エスタディは、現在バルセロナのトレーニングセンターがあるサン・ジョアン・ダスピに移されることが決まった。新たなミニ・エスタディは収容人数6,000人のスタジアムになり、現在のミニ・エスタディの収容人数1万5,000人の約半分となるが、2,000車分の駐車場が併設される。2017-2018シーズンからバルセロナBは新たなミニ・エスタディを本拠地とする予定になっている。

今ミニ・エスタディがある場所にはカンプ・ノウの横に併設されている体育館が移動する。バスケットボール、ハンドボール、フットサル部門が試合でプレーする場所はカンプ・ノウから歩道橋を渡った場所に移動される。

バルセロナはトレーニングセンターに新たな体育館を建設。バスケットボール、ハンドボール、フットサルといったそれぞれの室内競技のプロスポーツ部門の専用のトレーニングする場を設けた。このようにクラブは選手獲得だけでなく、設備投資もお金をかけている。

レアル・マドリードもサンティアゴ・ベルナベウの改築を発表しており、ショピングセンター、ホテルなどが併設され、クラブの収益は30パーセントの増加が見込まれている。新たなカンプ・ノウはVIP席、プライベートルームを2,000から4,000人収容に増やす予定だ。

スタジアムでも2大クラブの競争が始まっている。現時点では客席全体が屋根で覆われ、なおかつストーブがついているサンティアゴ・ベルナベウがカンプ・ノウよりもより快適に観戦できるのは間違いない。

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